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キズをきれいに治す方法 ケガ(外傷)、やけど(熱傷)後のテーピングのすすめ 

  • 公開:2020年12月16日
  • 更新:2020年12月16日
  • 小児外科

キズを、少しでもきれいに治す方法のひとつとしてキズ跡にテープを貼る(テーピング)治療があります。   当院では、ケガややけどをしてしまったのだけど、少しでもキズをきれいに治したいと考えていらっしゃるお子さまに、おすすめしております。   ※急性期はワセリンガーゼ法による保湿が大切です→ワセリンガーゼ法についての記事はこちらから。 キズの治る過程   🔸...

あかちゃん、子どものおっぱいがふくらんできた【小児の乳腺(にゅうせん)の病気】

  • 公開:2020年8月23日
  • 更新:2020年8月26日
  • 小児外科

仲良し

1.「赤ちゃんのおっぱいにしこりがある」 2.「2歳になるまえの娘のおっぱいが膨らんできま した」 3.「6年生の男の子のおっぱいが膨らんできました」   などのご相談を多くいただくため、代表的なあかちゃん、こどもの乳腺のしこりの病気、病態について解説をします。 1.新生児の場合は「一過性乳房腫大」 2.2歳以下の女の子の場合なら 「早発乳房」 3.思春期の男の子の場合なら「生理的女性化...

キズをきれいに治す方法 ワセリンガーゼ法による徹底保湿がおすすめ

  • 公開:2019年10月23日
  • 更新:2020年12月16日
  • 小児外科

傷(きず)が、早く確実に治るためには、創部が湿潤(しめった状態、保湿された状態)な環境を保つことが大切です。できるだけ傷を乾かさないようなドレッシングを行う方法として「ワセリンガーゼ」による方法を紹介します。 ◎対象となる傷・・・怪我のキズ(かすりキズから深いキズ、じくじくしたキズ)、やけど 【ワセリンガーゼによる保護による方法】 ・お風呂、シャワーで毎日しっかり洗い流します。ボディソーブも使用し...

新生児・乳児の外科疾患:舌小体短縮症(ぜつしょうたいたんしゅくしょう)の外来治療の流れ

  • 公開:2019年10月14日
  • 更新:2020年9月1日
  • 小児外科

舌小体短縮症(ぜつしょうたい短縮症)について 舌小帯とは、舌の裏側についている膜(ヒダ、水かき)のことをいいます。この膜(ヒダ、水かき)が生まれつき、舌の先端に近いところまでついていることがあり、このヒダにより舌の動きが制限されます。このような状態を舌小帯短縮症(ぜつしょうたいたんしゅくしょう)といいます。舌を前の方に突き出すとき、舌の先端にくびれができ、ハート型またはW字型の舌になります。乳児の...

小児の外科疾患:陰唇癒合(いんしんゆごう)の治療について

  • 公開:2019年10月9日
  • 更新:2020年9月1日
  • 小児外科

陰唇癒合(いんしんゆごう)とは、左右の陰唇が癒合し、膣前庭部をおおう疾患です。乳幼児に好発し、幼児健診時の時に見つかることが多いです。時に、幼児期以降で、排尿障害で発見されることもあります。 【診断】陰部の観察により、膣口が閉鎖していることを確認して診断されます。 【原因】 ・慢性的な外陰部の炎症や感染によるものと考えられています。一般的には内性器(膣、子宮、卵巣)の異常を伴うことは少なく、癒合...

赤ちゃんの外科疾患:舌小体短縮症(ぜつしょうたいたんしゅくしょう)の当院の治療方針について

  • 公開:2019年6月20日
  • 更新:2020年9月1日
  • 小児外科

舌小体短縮症を治療するかどうか悩まれているご家族の方へ 舌小体を治療(膜を切開する手術)をするかどうか、悩まれているご家族が多くいらっしゃると感じており、悩みの解決の一助となればと思い今回の記事を書きました。 当院の考え方ですが、 切開することのデメリットが少なければ 切開の治療をして、しっかり舌が出せるようにしておくことは意義がある、と考えています。 赤ちゃんの間(歯が生える生後6、7ヶ月く...

よくある小児の外科疾患:肘内障(ちゅうないしょう)、肘の関節の脱臼(だっきゅう)について。突然、痛がって腕を動かさなくなって発症します。

  • 公開:2018年10月14日
  • 更新:2020年9月1日
  • 小児外科

🔹肘の脱臼は頻度の多い子どものけがです お子さんが手を引っ張られた後などに、痛がって腕を下げたまま、動かさなくなることで発症します。 ・突然道路に飛び出しそうになり、手をつかんで引っ張った ・遊んでいて不意に手をついた ・赤ちゃんが寝返りをしたあとから腕を動かさなくなった という経過で発症することが多いです。   🔹原因は? 肘の靱帯から肘の外側の骨(橈骨...

赤ちゃん、子どもの外科的病気:臍ヘルニア(出べそ)の圧迫療法の工夫

  • 公開:2018年5月9日
  • 更新:2024年4月5日
  • 小児外科

臍ヘルニアは自然に治ることが多く、 1歳までに8割、2歳までに9割のお子さんは治ります。 治ったという定義は、 1.ヘルニア門が閉じている(泣いたときにお臍が膨らんでこない) 2.見た目がきれい(くぼんだお臍になっている) という2点を考慮する必要があります。 まずは 1.ヘルニア門が閉じている状態であれば、医学的には合格なのですが、 さらには、 2.見た目がきれい、ということも大切だと考えます...

赤ちゃん、子どもの外科的な病気:舌小帯短縮症(ぜつしょうたいたんしゅくしょう)とは?

  • 公開:2018年4月25日
  • 更新:2020年9月1日
  • 小児外科

🔹舌小帯短縮症(ぜつしょうたいたんしゅくしょう)とは? 舌の裏側の真ん中で口の底に向かっているヒダを舌小帯(ぜつしょうたい)といいます. このヒダが生まれつき短いことがあり,これを舌小帯短縮症(ぜつしょうたいたんしゅくしょう)といいます. 🔹舌小帯短縮症で何が問題なのでしょうか? 舌小帯が短いために、舌の運動が制限され、哺乳や摂食の障害、また言葉の障害がおきる場合...

赤ちゃんのお尻のただれ、腫れ(はれ)、膿(うみ)がでる原因:肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)とは?

  • 公開:2018年3月27日
  • 更新:2020年9月1日
  • 小児外科

肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)とは   🔹どんな病気でしょうか? 肛門の周囲が化膿して、赤く腫れあがる病気です。 大部分がおむつを当てている赤ちゃんで、特に下痢やうんちの回数が多い赤ちゃんに多い病気です。 1歳以下で、男児に圧倒的に多く(9割以上)見られます。生まれたばかりで、ばい菌に対する抵抗力が弱いためと考えられています。   🔹...