心・行動面
- 落ち着きがない、癇癪(かんしゃく)を起こしやすい
- 集中力の低下、イライラ
- 不安が強い、気持ちが不安定になりやすい
病気と診断はされなくても、お子様やご家族に原因不明の不調が続いていませんか?
お子様の繰り返す癇癪、イライラ、集中力の低下…。そうした理由のわからない不調への対応に追われ、「子育てが辛い」と感じてしまうことはありませんか。
実はそのお悩みの根本には、お子様ご本人はもちろん、日々頑張っている保護者様の「隠れ栄養失調」が隠れている可能性があります。
例えば、心の安定に関わる神経伝達物質(セロトニンなど)は、食事から摂るタンパク質(アミノ酸)を材料に、鉄やビタミンB群を使って作られます。また、活動のエネルギーを作る際にも多くのビタミン・ミネラルが必須です。これらの栄養素が不足すると、心や体に様々な不調が現れることが医学的にわかっています。
同時に、サポートする保護者様自身も栄養が足りず心身の余裕を失い、子育ての負担感をより強く感じてしまうというケースも少なくないのです。
私たちの体は、食べたものでできています。しかし、加工食品が増えた現代の食生活では、カロリーは足りていても、体に必要なビタミンやミネラルが不足する「新型栄養失調」に陥りがちです。
こうした栄養不足は、一般的な健康診断の基準値だけでは見逃されやすく、はっきりとした症状として現れる頃には、不調がかなり進行していることも少なくありません。
そこで当院では、通常の保険診療では難しい詳細な血液検査(自費診療)に基づき、体の土台から見直す栄養療法を提供しています。
オーソモレキュラー栄養療法とは、精神科医エイブラハム・ホッファー博士がその臨床の基礎を築き、後にノーベル賞を2度受賞したライナス・ポーリング博士が理論を発展・提唱した「分子整合栄養医学」(分子栄養学)です。
その人にとって最適な量の栄養素(ビタミン・ミネラル等)を、食事や高品質なサプリメントを用いて補うことで、約37兆個もの細胞一つひとつが本来の働きを取り戻すのを助けます。
薬で症状を抑えるのではなく、人間が本来持つ自然治癒力を最大限に引き出し、不調の根本原因にアプローチする治療法です。
血液検査の結果に基づき、炭水化物に偏りがちな食生活を見直し、体の基本となるタンパク質やビタミン・ミネラルの具体的な摂り方をご提案します。
食事だけでは補いきれない、あるいは吸収されにくい栄養素を、高品質な医療用サプリメントで的確に補います。これは不調の改善を目指す治療用のサプリメントで、医師の判断のもとで使用します。
ストレスマネジメント、睡眠、運動など、栄養の効果を最大限に引き出すための、バランスの取れた生活習慣についてもアドバイスします。
当院の栄養療法は完全予約制です。初診時は丁寧にお話を伺うため、十分な時間を確保しております。
1
ご予約
まずはお電話にてお問い合わせください。当日の流れを詳しくご説明します。
※初診時に血液検査を行います。成人の方は検査前8時間の絶食にご協力ください(15歳以下のお子様は食事制限不要です)。
2
初診・問診
専用の問診票にご記入いただき、お悩みの症状や普段の食生活、ライフスタイルについて詳しくお聞かせください。
(待ち時間短縮のため、下記より問診票をダウンロード・ご記入の上ご持参いただくことも可能です。)
3
血液検査(栄養解析)
通常の健康診断は、肝機能や腎機能といった臓器の状態を調べるのが主な目的で、栄養状態のチェックは行いません。
当院の栄養解析では、栄養療法を熟知した医師が、約60項目にわたる詳細な血液検査データをオーソモレキュラー栄養医学の視点で特殊な解析をします。これにより、一般的な健診では見逃されがちなタンパク質やビタミン・ミネラルの不足(かくれ貧血など)を正確に見つけ出します。
4
結果説明・治療方針の決定(約1ヶ月後)
血液検査という客観的データに基づき作成された「栄養解析レポート」で、現在の栄養状態を分かりやすくご説明します。一人ひとりに合わせた食事プランや最適な医療用サプリメントをご提案し、体の中から改善することを目指します。
5
再検査・カウンセリング(3〜4ヶ月後)
治療開始後の体調変化やお悩みなどを伺い、必要に応じてプランを調整します。初回検査後、3ヶ月後の再検査がおすすめです。
含まれる内容:初診料、血液検査(約60項目)、栄養解析レポート、サプリメントレポート、お食事ガイド、結果説明カウンセリング
※結果説明カウンセリングは含まれません。治療経過の確認におすすめです。
※症状とご予算に応じて、必要なものを個別にご提案します。
※サプリメントは、医薬品レベルの品質管理基準(GMP)を満たした医療機関専用品のみを使用します。
私はこれまで小児外科医として、体の構造や病気と徹底的に向き合ってきました。その中で常に感じていたのは、「病気を治すこと」と「真に健康であること」の間にあるギャップです。
どれだけ治療をしても、風邪を繰り返したり、体力の差があったりするのは「個性」や「体質」、心の問題は「性格」の問題だと片付けられがちでした。病気ではないけれど、心から健康とは言えない状態。このもどかしさを埋めてくれるのが、栄養学という視点でした。
このアプローチは、私たちが目指す医療における「第3の軸」となると確信しています。医学的根拠に基づいた栄養療法で、お子様とご家族が本来の輝きを取り戻すお手伝いができることに、大きな喜びを感じています。
この治療を通じて得られる健康は、お子様とご家族にとって未来の財産になると信じています。
※保険病名がつく場合は保険診療の対象となります。保険病名がつかない体質改善などについては自費診療となりますので、あらかじめご了承ください。