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子どもの予防医学:汗をかく季節だからこそ、保湿をしっかりしましょう

汗をかく季節になり、あせも、汗による湿疹のご相談の受診が増えてきました。

あせもは2種類あります。

★良い「あせも」=かゆくない、きれいな「あせも」

★悪い「あせも」=かゆみ、赤みが強い「あせも」

肌が乾燥した状態で、汗をかくと、悪い「あせも」になりやすいです。

一方、肌が保湿され、丈夫な肌の状態では、汗をかいても、肌が荒れにくいです。そして、きれいなあせもは様子をみても大丈夫です。

汗には保湿効果はないので、汗をかいても、肌の乾燥予防にはならないのです。

むしろ、皮膚のバリア機能が弱っている=カサカサしているところに汗をかくことで、悪い「あせも」になりやすいです。

まずは、保湿剤によるスキンケアを行い、皮膚のバリア機能を回復・維持しておくことが、夏の汗荒れを予防してくれますので、大切です。

さっぱりしたローションタイプの保湿剤がおすすめです。

※プロペトなど油分系タイプのものは、汗の分泌腺をふさいでしまうことがあるので、避けるほうが無難です。

★昨年も“夏のスキンケアの方法”についてブログ記事を書いています。あわせてご参照ください。

結論

予防は、汗をかく夏だからこそ、さっぱりしたローションタイプの保湿剤で、しっかり保湿をしていきましょう。

院長 小森 広嗣
記事監修
院長 小森 広嗣
(こもり こうじ)

慶應義塾大学医学部卒業
小児外科学会専門医、小児外科指導医、医学博士

小森こどもクリニックでは、成長の感動や喜びをお子さん ご家族と分かち合い、楽しく安心して子育ができる社会を創ることをビジョンに活動しています。

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