
― 排尿や陰部に関する症状を、より専門的に丁寧に診ていきます ―
2025年5月より、小森こどもクリニックでは「小児泌尿器外来」を新たに設けました。
これまでにも、排尿や陰部に関するご相談は多く寄せられており、それぞれのお子さまにとって適切な対応を行うためには、より専門的な視点と診療体制が必要であると感じてきました。
そこで今回、通常の診療とは別に、小児泌尿器に関する症状に焦点を当てた専門外来枠を設けることといたしました。
この外来では、お子さまの発達段階や個別の状態に応じて、丁寧かつ的確に評価を行い、必要なケアや対応をご提案いたします。
✔️ 包茎がむけない、赤みや腫れがある、痛がる
✔️ 女の子の陰部がくっついて見える(陰唇癒合症)
✔️ トイレが近い、間に合わない、おもらしがある
✔️ 精巣が片方しか触れない(停留精巣・移動性精巣)
✔️ おしっこの出方がおかしい、まっすぐ出ない
✔️ 性器の形や見た目が気になる
✔️ トイレに行きたがらない、排尿の回数が多い/少ない
✔️ 陰部にかゆみや違和感がある
✔️ その他、排尿・陰部に関する心配ごと全般
このような症状は、お子さまの発達にともなって起こることもあり、すぐに治療が必要な場合もあれば、経過を見ていくことでよい場合もあります。
どのように対応すべきか迷った際には、当院の外来にてご相談ください。
私たちは、小児泌尿器外来に限らず、お子さまの診療全体において「すべてを一度に治そうとするのではなく、必要なことを一つずつ丁寧に進めていく」ことを大切にしています。
子どもたちの体と心はそれぞれのペースで成長していきます。だからこそ、その時々に必要な対応を見極め、一歩ずつ確実に前に進んでいくという姿勢を、私たちは何よりも大事にしています。
泌尿器の症状の中には、より詳しい検査や精密な治療が必要になるケースもあります。
そのような場合には、必要に応じて、地域の専門医療機関や大学病院などと連携し、適切なタイミングでご紹介を行っています。
状況に応じて、より専門的な検査や治療が受けられるよう対応しています。
現在、夜尿症に関する新規の診察・ご相談は一時的に受付を停止しております。
再開時期が決まりましたら、当院ホームページにてお知らせいたします。
ご不便をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
泌尿器に関する症状は、相談しづらく感じる方もいらっしゃるかもしれません。
「このくらいで相談してもいいのかな」と迷われるご家族もいらっしゃいますが、私たちは悩みに大小はないと考えています。
ご家族にとって気になることは、大切に向き合うべきことです。
ご不安なことがあれば、どうぞ一度ご相談ください。
適切な対応や必要な判断を通じて、お子さまにとってより良い選択ができるよう支援してまいります。
慶應義塾大学医学部卒業
小児外科学会専門医、小児外科指導医、医学博士
小森こどもクリニックでは、成長の感動や喜びをお子さん ご家族と分かち合い、楽しく安心して子育ができる社会を創ることをビジョンに活動しています。