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小児の便秘:鎖肛(さこう)という重症な便秘のお子さんたちの治療経験から言えること。小児外科医の立場から排便トレーニングは本当に大切だと言えます。

便秘外来

鎖肛(さこう)という病気はご存じでしょうか? 生まれつきお尻の穴がなくて、うんちが出せない病気です。 小児外科で肛門を作る手術をして治します。 手術では、神経や筋肉(肛門括約筋)が極めて少ないため、 このわずかに存在する筋肉や神経を最大限に利用して、 直腸に括約筋を巻き付けるように肛門を作ります。 この病気の難しいところは、そもそもが筋肉と神経が少ないので、 いくら手術で筋肉を巻き付けても、正常な...

ヒブワクチン・肺炎球菌ワクチン(定期接種)とは

ヒブワクチン・肺炎球菌ワクチンが大事な理由 ・乳幼児期にかかりやすい細菌性髄膜炎や敗血症を予防することができるワクチンです。 ・細菌性髄膜炎は、時に命に関わり、また命が助かっても重い後遺症を残ることがあります。 ・この髄膜炎は初期診断が難しいので予防が有効です。また、抗生物質が効かない耐性菌が増えているので、 仮に早く診断や治療が始まっても、予後が悪い場合が増えています。 ・ヒブ菌と肺炎球菌が、髄...

季節性インフルエンザについて

  • 公開:2017年12月9日
  • 更新:2017年12月9日
  • 感染症
【症状】 急な高熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、全身倦怠感のほか、 咳、鼻水、咽頭痛、嘔吐、下痢などが出現します。 潜伏期間は1~3日間です。 発熱1日前から解熱後数日間は感染力があります。 【診断】 インフルエンザウイルスの迅速検査 鼻腔の奥に綿棒を入れ、ウイルス抗原の有無を調べます。 発症から検査までの時間が短いと、 インフルエンザであっても陰性になる可能性が高くなります。 周囲での流行、症状、検査な...

小児喘息とは-総論-

気管支喘息とは 発作的にヒューヒュー、ゼイゼイという喘鳴(ぜんめい)を繰り返す病気です。 ただし、ゼイゼイ=すべて小児喘息というわけではなく、 ゼイゼイの中でも、「アレルギーが関係する喘鳴」が本来の気管支喘息です。 アトピー型(IgE関与)といわれています。 ハウスダストやダニなどのアレルギーが関与して、 気道が慢性的に炎症を起こしている病気です。 慢性的な炎症とは、常に空気の通り道(気道)の内側...

赤ちゃん、子どもの便秘:「排便日記」を毎日つけましょう。治療を決めていく目安にもなります。

便秘外来

便秘の治療の大事な柱の一つとして、 「排便日記」をつけることをおすすめしています。 赤ちゃんから大きなお子さんまでとても大事な記録です。 大きなお子さんにとっては励みにもなりますし、 記録することが単調な日々の治療を 支えてくれるものにもなります。 更には今後の治療方針を決めていく上で 大事な記録でもあります。 当院では、治療が必要な便秘と判断し、 排便トレーニングが始まったら、 「排便日記」シ...

赤ちゃんのうんちが緩いときに、乳糖不耐症のことをどのくらい心配すべきなのでしょうか?

乳糖不耐症とは ミルクや母乳に含まれる「乳糖」は、小腸に存在する「ラクターゼ」 によって分解され、腸から吸収される形になります。 この「ラクターゼ」の活性が低下すると、乳糖が分解されないため 下痢を引き起こします。 このような状態を、乳糖不耐症といいます ラクターゼ活性の低下が起きる原因 先天的(生まれつき)に酵素が作れない場合と、 後天的(生まれたあと)に酵素活性が低下する場合とあります。 先天...

小児アトピー性皮膚炎とは -赤ちゃんの肌のお手入れ(スキンケア)の考え方-

アトピー性皮膚炎とは 良くなったり悪くなったりを繰り返し、掻痒(かゆみ)を伴う湿疹の病気です。繰り返し湿疹が起こりますので、長期的な治療が必要です。 アトピー性皮膚炎は、遺伝的側面、アレルギー的側面、非アレルギー的側面など色々な要因が絡み合って、皮膚のバリア機能の異常をきたし発症すると考えられています。 すなわち、アトピー性皮膚炎はバリア機能の低下による病気、という考え方もできます。 バリア機能と...

小児の便秘:浣腸には、「前向きな浣腸」と「後ろ向きな浣腸」があります。是非、「前向きな浣腸」を選びましょう!

便秘外来

便秘における浣腸には、前向きに行う浣腸と、後ろ向きに行う浣腸があるというお話をいたします。 ★前向きな浣腸 →浣腸は練習であると考える 積極的に排便のリズムを作る事が目的て、排便トレーニングのために浣腸を行っています。 ペースを決めて排便をしているので、排便習慣が身につきます。 常に空っぽにすることで、太くなった直腸がスリムになり、直腸の収縮力や感覚が改善していきます。 ★後ろ向きな浣腸 →うんち...

小児の便秘:排便はリズムです。浣腸トレーニングで排便リズムを作っていきましょう。

便秘外来

排便のリズムとは、 例えば、「毎日、朝一番に、排便をする」という習慣のリズムで、 このリズム作りをしていくのが、浣腸トレーニングの目的になります。 歯磨きや顔を洗う習慣と同じように、 浣腸で強制的に排便をする訓練を続けることで、 うんちをすることが、自然な習慣になっていきます。 グリセリン浣腸を使う理由が二つあります。 ★浣腸をすれば、数分後には確実にしっかりと排便できること! 「毎朝の排便」を目...

小児の便秘:グリセリン浣腸は便秘のお子さんの排便トレーニングの重要な柱です。

便秘外来

便秘外来で、よくいただく質問の一つは、 「浣腸は癖になりますよね?」です。 答えは、「癖にはなりません」です。 便秘の状態では、何もしなければ自分では便が出せないですね。 そして、浣腸をしている間は排便されます。 でも、浣腸を止めると、とたんに便が出なくなります。 この事実はある意味、当然な事実ではありますが、、いつの間にか 「浣腸が止められない」から「浣腸が癖になってしまう」 そして、「ずっと浣...
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