赤ちゃんにおいても、毎日排便があることが理想ではあります。
これは、今後テーマに取り上げていく予定ですが、「排便トレーニング」「排便のリズム作り」の観点でも望ましいペースです。
現場的には、3日以上排便がない場合には、大きくなってから本当の便秘(=生活に支障のでる便秘)に移行する場合があるので、注意が必要と考えています。
小児病院では、乳児期に排便回数が少なかったお子さんの中で、「きっと大丈夫だろう」「何をしてよいか分からなかった」ために、「なんとなく経過を見て」きてしまい、結果的に、とてもひどい「重度の便秘」でご相談をいただくお子さんを多数拝見してきました。
オムツが外れない場合、うんちが漏れるように出てしまう、
本人の自覚が育たない、生活に支障が出てしまう、、
そしてこの段階で介入するのはとても大変であるということです。
この事実は、「排便回数が少なくても大丈夫」であったかどうかは、あとで分かることであって、すなわち「結果論」であるということを物語っています。
「排便回数が少ないけど大丈夫」と言える根拠は、乳児期には分からないのです。
甘く考えてしまった場合もあるでしょうし、
そのような指導が受けられなかった場合もあると思います。
大事なことは、目を光らせておき、介入が必要な段階で、速やかに排便トレーニングを開始していくことです。
こうすることで、排便のことで生活に支障が出ないようにしていくことは可能と言えます。
クリニックの大事な役割ですが、
定期的にフォローをして、治療を始めるタイミングを見逃さないようにしていきたいと思っています。
当院では便秘専門サイトでも情報を発信しています!
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慶應義塾大学医学部卒業
小児外科学会専門医、小児外科指導医、医学博士
小森こどもクリニックでは、成長の感動や喜びをお子さん ご家族と分かち合い、楽しく安心して子育ができる社会を創ることをビジョンに活動しています。