排便のリズムとは、
例えば、「毎日、朝一番に、排便をする」という習慣のリズムで、
このリズム作りをしていくのが、浣腸トレーニングの目的になります。

歯磨きや顔を洗う習慣と同じように、
浣腸で強制的に排便をする訓練を続けることで、
うんちをすることが、自然な習慣になっていきます。

グリセリン浣腸を使う理由が二つあります。

★浣腸をすれば、数分後には確実にしっかりと排便できること！

「毎朝の排便」を目標にするならば、「朝に確実に排便」をさせないと、排便のリズムが作れないですよね。

浣腸をすることで、「今、出す！」ができるので、
浣腸トレーニングはリズム作りにとても向いています。

「夜」出す習慣とすれば、いつも「夜」に浣腸をしてリズムを作るのが理想です。

そして、浣腸をすると、一気に排便されますが、
この「短時間」で排便できることも大事な習慣です。

便秘の状態で半日以上や場合によっては何日も出せそうで出せない状況と繰り返すと、
毎日の習慣にはならないで、「うんちをすることが嫌い！」に向かってしまいます。

（ちなみに、飲み薬の下剤だと、お薬を飲んでも、直ぐには排便されるわけではないので排便トレーニングには不向きと言えます。お薬を飲んでも、いつ排便がくるかは予想がつかないですよね、また、内服量によっては便が緩くなりすぎたり、、と意外と調整が難しいというのが、難点です。）

★便意の学習ができます

グリセリン浣腸をすると、強いしぶり感が来て、一気に排便をします。
この「しぶり感」が便意であり、これを感じると一気に排便をしますので、
「便意」→「排便」という行為を浣腸の力を使って反復練習していることになります。

便秘のお子さんが、リズムの練習を続けていくのに、グリセリン浣腸を使っていくことを推奨しているのは、このような理由からです。

浣腸で「排便のリズム」を繰り返すと、「いつもの時間」になると、自然と便意を感じ、自力で出していくということができるようになります。

このような、排便リズム作りを、小さいころから習慣化していくことが、その後の排便習慣をスムーズにしていくことができます

これからの長い人生の出だしで、しっかり排便の練習をしていき、快適な排便習慣を身につけていきましょう。

まとめ

浣腸トレーニングは、「いつも同じ時間帯」に、「同じペース」で、「日々繰り返し」、が大事です。

 

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