舌の裏側にある「舌小帯」というすじが生まれつき短かったり、舌の先端近くまでくっついていたりする状態です。軽度であれば成長とともに改善することもありますが、程度によっては以下のような影響が出ることがあります。
舌小帯外来
舌小帯外来

「舌の裏のすじ(舌小帯)が短い」と健診で指摘された、授乳がうまくいかない、発音が気になる——
そんなお悩みを抱えている保護者の方のための専門外来です。
他院で診断を受け、手術すべきかどうか迷われている方には、小児外科専門医の立場から改めて評価・判断をお伝えすることも可能です。

舌の裏側にある「舌小帯」というすじが生まれつき短かったり、舌の先端近くまでくっついていたりする状態です。軽度であれば成長とともに改善することもありますが、程度によっては以下のような影響が出ることがあります。
乳児期(授乳への影響)
おっぱいをうまく吸えない、浅飲みになる、飲むのに時間がかかり体重が増えにくい、お母さんの乳首が痛むなど
幼児期以降(発音への影響)
サ行、タ行、ラ行などがうまく発音できない(構音障害)
お口のトラブル
舌の動きが制限されるため、食べ物をうまく飲み込めない、口腔内の清掃がしにくくなるなど
「舌小帯が短い=すぐに手術」ではありません。
舌小帯短縮症の治療方針を決めるには、重症度の客観的な評価(グレード分類)だけでは不十分です。同じグレードでも、お子さんが実際に何で困っているかは一人ひとり異なります。
当院では、客観的な指標に加え、「今、何で困っているか」「将来、どんな不安があるか」をご家族から丁寧にお聞きすることを大切にしています。哺乳の状態、発音の発達、食事の様子、お子さんの年齢や成長の見通し——こうした全体のバランスを踏まえたうえで、ご家族と一緒に治療方針を決めていきます。
経過観察で十分なケース、リハビリ(舌のトレーニング)で改善が期待できるケースもあります。「切る」と決めるときも、「切らない」と決めるときも、ご家族が納得して進められることを最も重視しています。
手術(舌小帯切開術)が適応となった場合、当院では外来での日帰り手術を行っています。入院の必要がなく、お子さんやご家族の負担を最小限に抑えられることが大きな利点です。年間40〜50件の切開手術を行っており、安全に手術を実施する体制を整えています。
局所麻酔を使用し、手術自体は数分で完了します。術後は止血を確認し、十分に水分や母乳・ミルクが取れることを確認したうえでご帰宅いただきます。
哺乳がうまくいかず、お母さんの乳首の痛みも限界に達していた赤ちゃんが、手術の直後からしっかりおっぱいを吸えるようになる——そんな劇的な改善を、私たちは何度も目にしてきました。また、将来の発音を見据えて幼児期に手術を受けるお子さんもいらっしゃいます。いずれの場合も、お子さんの状況に合わせた適切なタイミングで手術を行うことを大切にしています。
※年齢や状態によっては、全身麻酔での手術が望ましいと判断し、適切な医療機関をご紹介することもあります。
舌小帯外来はインターネットからご予約が可能です。枠数に限りがございますので、お急ぎの方はお電話(042-322-5585)でご相談ください。
舌小帯のことで少しでも気になることや迷われていることがありましたら、一人で抱え込まず、まずはご相談ください。
TOP