皮膚(アトピー、水イボ、円形脱毛など)
皮膚(アトピー、水イボ、円形脱毛など)

子どもの皮膚は大人の半分ほどの薄さで、バリア機能が未熟です。ちょっとした刺激で赤くなったりかゆくなったりするため、お子さん自身のストレスだけでなく、保護者の方の毎日の負担にもなります。
当院では、外用薬によるスキンケアと標準治療を基本としながら、難治性の皮膚疾患にはデュピクセント(生物学的製剤)やエキシプレックス(光線療法)を組み合わせた治療を行っています。さらに、「皮膚は体の内側から作られるもの」という考えのもと、栄養療法による根本的な体質改善にも取り組んでいます。
外からの治療と内側からのアプローチ——この両面から肌を整えることが当院の特徴です。
かゆみを伴う湿疹が良くなったり悪くなったりを繰り返す慢性の疾患です。遺伝的な肌のバリア機能の低下に、ダニやホコリ、汗などの刺激が加わって発症します。かゆみで夜眠れず、成長や集中力に影響することもあります。
まずは適切な強さのステロイド外用薬で炎症をしっかり消すことが最優先です。「ステロイドは怖い」という声もありますが、正しく使えば安全で効果的です。その上で、保湿によるスキンケアでバリア機能を回復させていきます。
標準治療で改善が難しい中等症〜重症のお子さんには、デュピクセント(注射薬)による治療や、エキシプレックス(ターゲット型紫外線療法)による光線治療にも対応しています。さらに、腸内環境を整え、ビタミンDや亜鉛などを補う栄養療法を組み合わせることで、アレルギーの根本的な体質改善を目指します。
詳しくはアトピー性皮膚炎のページをご覧ください。
冬の乾燥によるカサカサ肌、夏のあせも、よだれや食べこぼしによる口まわりの湿疹——
子どもの日常的な肌トラブルです。乳児湿疹やおむつかぶれにも対応しています。
「優しく洗うこと」と「たっぷり保湿すること」がスキンケアの基本です。赤みやかゆみが出ている場合は、短期間の外用薬で炎症を抑えてから保湿に切り替えます。お風呂の入り方や保湿のコツなど、ご家庭で実践しやすい方法を具体的にお伝えします。
ある日突然コインのように丸く髪が抜ける円形脱毛症、皮膚の一部が白く色抜けする白斑(尋常性白斑)。いずれも自己免疫の異常が関与しており、特に顔や手など目立つ場所にできると、お子さんの心理的な負担が大きくなります。
当院ではエキシプレックス(ターゲット型紫外線療法)による光線治療を行っています。痛みはなく数秒〜数十秒の照射で、お子さんにも負担の少ない治療です。円形脱毛では髪の材料となるタンパク質・鉄・亜鉛の補充を、白斑では色素細胞の活性化を、それぞれ光線治療と組み合わせて回復を後押しします。保険適用です。
詳しくは紫外線療法外来のページをご覧ください。
思春期のにきびは「そのうち治る」と放置されがちですが、炎症がひどくなるとにきび跡(クレーター)が残ることがあります。
毛穴の詰まりをとる塗り薬や抗菌薬による標準治療に加え、当院では栄養の視点からもアプローチします。糖質過多(お菓子やジュース)の見直し、皮膚のターンオーバーを促すビタミンB群・亜鉛の補給など、体の内側からにきびができにくい体質への改善を指導します。
手足にできる硬くザラザラしたしこりです。ヒトパピローマウイルスの感染で、触っているうちに自分の体で広がることがあります。
液体窒素による冷凍凝固を基本に、痛みに配慮しながら治療を進めます。漢方薬(ヨクイニン)の内服や、免疫力を高めるビタミンDなどの栄養アプローチを併用して治癒を早めます。
掻きむしった傷から細菌が感染し、水ぶくれやかさぶたが「飛び火」のように全身に広がる感染症です。初夏〜夏に多くみられます。
抗菌薬の飲み薬と塗り薬で治療します。患部を石鹸で優しく洗い清潔を保つことが大切です。完全に乾くまでプールやタオルの共有は控えてください。
突然、蚊に刺されたような赤いふくらみが現れ、強いかゆみを伴います。数時間で消えてまた別の場所に出るのが特徴です。食物アレルギーが原因のこともありますが、子どもでは風邪や疲労がきっかけで起きることが多くあります。
抗ヒスタミン薬がよく効きます。症状が出たときだけでなく、一定期間飲み続けて出ない状態を定着させることが大切です。疲労や栄養不足が背景にないかも確認します。
蚊に刺された後、大人よりも強いアレルギー反応が起き、パンパンに腫れたり水ぶくれになることがあります。
初期にしっかりステロイド軟膏を塗って炎症を抑えることが、とびひへの悪化を防ぐコツです。かゆみが強い場合は飲み薬も併用します。
目立った発疹がないのに全身をかゆがる場合、極度の乾燥が原因であることが多いですが、腸内環境の乱れが全身の炎症につながっている可能性もあります。保湿と外用薬に加え、お腹の状態(便秘など)も確認します。
治りにくい肌の悩みも、標準治療に加え、デュピクセントや光線療法といった先進治療、そして栄養療法による内側からのアプローチを組み合わせることで、改善の道筋が見えてくることがあります。
お子さんの肌に気になる症状があれば、いつでもご相談ください。
TOP