栄養外来
栄養外来

それが、私たちが最も大切にしている診療の軸です。
朝起きられない。イライラが止まらない。身長の伸びが気になる。便秘で薬を続けているけれど、よくならない。
こうした「なんとなくの不調」を、症状ごとに薬で抑えるのではなく、お腹(腸)と栄養という根本から診る ―― それが、当院の栄養外来です。
当院の栄養外来では、まず保険診療として、症状の背景に病気が隠れていないかを診察し、必要な検査や医学的な治療方針を判断します。
一方で、食事内容、栄養状態、サプリメント、腸内環境、生活習慣などについて、時間をかけて詳しく個別に相談される場合は、保険診療とは別に、自費の栄養相談・栄養カウンセリング枠でお受けしています。
自費相談は希望される方のみの選択肢です。通常の保険診療を受けるために、自費相談が必須になるわけではありません。
当院の栄養外来で実際に経験した、お子さんたちの変化をご紹介します。
警察を呼ぶことを考えるほど、暴言や激しい癇癪が続いていたお子さんでした。
栄養の状態を丁寧に評価し、食事療法とサプリメントを根気よく続けていただいたところ、数か月かけて、少しずつ穏やかな表情が戻ってこられました。
「体の中が整うと、心も整っていく」 ―― 私自身、診療を通じて何度も実感している光景です。
朝、布団から全然起き上がれない。学校に向かう気力が出ない。そんなお子さんも、便秘の改善と並行して栄養を整えていく中で、目つきがしっかりとし、表情がはきはきと変わっていかれました。
ご家族から「ぼんやりしていた子が、別人のようにしゃきっとしてきました」とお声をいただくことがあります。
皮膚科での治療だけでは、なかなか改善が見られなかった円形脱毛のお子さん。皮膚の問題としてだけでなく、栄養という土台から見直すことで、状態が大きく改善していかれた経験があります。
※ご紹介したケースは個別の経験であり、すべてのお子さんに同じ経過をお約束するものではありません。お子さんお一人おひとりの状態に合わせて、丁寧にご提案します。
「うちの子も、もしかして」と思われた方へ。
公式LINEにご登録いただいた方に、「栄養療法スタートアップガイド」をお渡ししています。こどもの栄養と腸についての情報を、定期的に配信しています。LINEからのご相談も受け付けています。
一つでも当てはまるものがあれば、栄養と腸の状態を整えることで変化が見えるかもしれません。
※お子さんと一緒に体調を崩しやすい、疲れがとれないなど、ご家族(保護者の方)の不調も一緒にご相談いただけます。詳しくは「ご家族で受けられます」のセクションをご覧ください。
私は小児外科専門医として、これまで5000組を超えるお子さんの便秘診療を行ってきました。そして、不思議な光景を何度も目にしてきました。便秘の改善とともに、それまで悩まされていたイライラや睡眠、集中力までもが、一緒に良くなっていくお子さんが少なくないのです。
その経験から、私は一つの問いを持ち続けてきました。
「もし、もっと上流で何かできていたら、このお子さんはここに来なかったのではないか。」
症状を一つずつ薬で抑えるのではなく、お腹と栄養という根本から整えること。それが、お子さんが本来持っている力を取り戻す近道なのではないか。
この問いから、栄養外来は生まれました。
子どもの体の中で、お腹(腸)と栄養は切り離せません。
だから当院では、症状だけを見るのではなく、「お腹の状態」と「栄養の状態」をセットで評価することを大切にしています。
私は小児外科という、腸の構造と機能を解剖学的に深く理解する専門領域を歩んできました。その上で、分子栄養学を学び、栄養という視点を統合した診療を行っています。
腸を解剖学的に何千例も診てきた小児外科医が、栄養を診るクリニック ―― これは日本でも、ほとんど例がありません。
当院の栄養外来は、「診察室でお話しして終わり」ではありません。 ご予約いただいた時から、動画による予習で診療が始まり、診察後のご家庭での実践まで、「3つの柱」で切れ目なくお子さんとご家族を支えます。
栄養療法は、薬で症状を「止める」のではなく、不足した栄養素を補い、体の土台を「育てる」医療です。だからこそ、一度の診察ですべてが完結するものではなく、ご家庭での実践を長く続けていくことが何より大切になります。診察室の限られた時間だけで抱え込むのではなく、役割を分担することで、日々の小さな疑問から深いお悩みまで、ご家庭のペースに合わせて伴走できる体制を整えています。
診察室での時間を、お子さんのための「作戦会議」にするために。
栄養療法は、体の土台を根本から見直す医療だからこそ、最初の「理解」がとても大切です。当院では、「なぜ栄養なのか」「栄養療法とはどういう医療か」といった”どなたにも共通する大切なお話”を、事前に動画にまとめています。
あらかじめ栄養療法の基本をご理解いただくことで、当日の診察では「あなたのお子さんの検査データをどう読むか」「次に何をするか」という、お子さん一人ひとりに向けた個別のお話に、限られた時間を集中して使うことができます。
短い動画です。ご予約後、受診日までに必ずご視聴のうえご来院ください。 当日、スタッフが「動画はご覧いただけましたか?」とお尋ねします。
① 病気じゃないのに、なぜこんなにつらいのか (※この動画から順番にご覧ください)
▼ 続きの動画はこちらからご覧ください(YouTubeが開きます)
血液・検査データの解釈、栄養の土台の評価、必要な検査や医療用サプリの判断など、医学的に大切なことを医師が責任を持って行います。 ※診察室では医学的な方針決定を最優先とするため、お一人あたり10分程度を目安としております。事前の動画視聴とWeb問診へのご協力により、この短い時間を、お子さん一人ひとりのための密度の高い時間にすることができます。
・保険診療で行うこと:症状の確認、病気の有無の判断、必要な検査、処方、医学的な治療方針の説明
・自費検査で行うこと:栄養状態や腸内環境をより詳しく評価する検査、分子栄養学的な解析
・自費相談で行うこと:食事、サプリメント、生活習慣、腸内環境、継続実践の具体的な相談
当院の栄養外来は、「診察室で話して終わり」ではありません。検査結果の読み方、食事の基本、サプリの続け方、つまずきやすいポイントなど、ご家庭でゆっくり読み返せる教育コンテンツを、診察後にチャットやサポートポータルで継続的にお届けします。「次に何をすればいいのか」がご家庭で分かるよう、診察と診察の”あいだ”も途切れず支えます。この手厚いフォローこそ、当院の栄養外来の強みです。
「うちの子の場合、具体的にどう食事を進めればいい?」「サプリをうまく飲んでくれない」——そうした、ご家庭での実践を落ち着いて相談したい方には、栄養カウンセラーによる栄養カウンセリングをご用意しています。食事の実践、記録の振り返り、サプリの続け方などを、あなたのお子さんに合わせて継続的に伴走します。
この枠は、保険診察の限られた時間に無理に詰め込むのではなく、「ここからは、これからのご家庭での進め方を一緒に考える時間」として、あらためてお時間を設けるものです。深いご相談を希望される方には、院長による相談枠もご用意しています。
※栄養カウンセリングは通常の保険診察とは別の専用のお時間です。ご希望に応じて診察時や受付で詳しくご案内します(料金は「栄養外来-詳しい治療内容と費用-」をご覧ください)。
当院に来てくださってから、お子さんの状態が安定するまでの一般的な流れをご説明します。
ステップ 1 | 初回相談・問診
まずは保険診療にて、一般的な病気が隠れていないかを診察します。院長または栄養カウンセラーが、お子さんの現在の症状、食生活、生活リズム、これまでの経過を詳しくお聞きします。
診察をより有意義にするため、受診前に上記「栄養療法がわかる4つの動画」のご視聴と、ご家庭での観察(食事内容、便の状態、睡眠の様子など)をあらかじめメモにまとめておいていただくことをおすすめします。
診察の中で、保険診療の範囲を超えて、食事・サプリメント・生活習慣・腸内環境について詳しい個別相談をご希望される場合は、別途、自費相談枠をご案内いたします。自費相談を行う場合は、開始前に内容・時間・料金をご説明し、ご了承いただいたうえで実施します。
ステップ 2 | 血液検査(採血)
お子さんの状態を詳しく見るために、年齢や体重に合わせた安全な採血量で、血液検査を行います。採血には、保険診療で行うものと、より詳しく調べる自費の検査の2種類があります。詳しくは「選べる検査コース」をご覧ください。
ステップ 3 | 結果のご説明と治療方針の提案(2〜3週間後)
採血の結果が出たら、院長が一つひとつの数値の意味と、お子さんの状態の総合的な解釈をご説明します。その上で、サプリメント・食事の改善・生活リズムの調整など、ご家庭で取り組める具体的なプランをご提案します。
ステップ 4 | 継続フォロー(3〜4か月後)
治療方針が決まったら、栄養カウンセラーが継続的なサポートを行います。サプリメントの飲み方、食事の工夫、お子さんの変化の観察など、日々の取り組みに伴走します。
多くのお子さんは、3〜6か月で何らかの変化を実感されます。その後は、状態に応じて間隔をあけながら経過を診ていきます。

当院の栄養外来は、お子さんだけでなく、保護者(主にお母さん)も一緒に受けていただけます。
実際のご来院では、お子さんの相談をするうちに「私自身も疲れがとれない」「私もお腹の調子がよくない」とお話しいただくケースが多くあります。子どもの不調と、お母さんの不調は、同じ家庭の食生活や腸内環境の影響を受けていることが少なくありません。
お子さんと同じ流れで、保護者の方も採血・栄養相談を受けられます
お子さん用と保護者用、両方のサプリメントをご提案できます
ご家族でセット予約していただくと、診察時間を効率的にご利用いただけます
「子どものために来たのに、自分も元気になった」というお声を多くいただいています。家族の中で一番がんばっているお母さんにこそ、栄養を整えていただきたいと考えています。
当院の検査には、大きく 血液で「栄養(材料)」を診る ものと、お腹(腸)で「吸収の場」を診る ものの2つの軸があります。何でも調べるのではなく、初診時に医師が診察し、お子さんに本当に必要なものだけを厳選してご提案します。
※以下の費用には、自費検査代のほか、後日の「自費検査分の結果説明(約10分)」および「医師によるオリジナル解析レポート・改善プランの作成」の費用が含まれています。自費検査の結果説明に関して追加の費用はかかりません。
内容
内容:子どもの不調の原因になりやすい「鉄(フェリチン)・亜鉛・ビタミンD」の3項目を中心に、貧血や炎症の有無を評価します。
対象
対象:まずは基本の栄養状態を知りたい方、採血量を最小限にしたい幼児のお子さん
費用
9,900円(税込)
内容
Aコースの全項目に加えて、エネルギー代謝の鍵となる「甲状腺ホルモン」や「脂質バランス」「ミネラル全般」「タンパク質指標」などを網羅的に評価します。
対象
1回の採血で「何が足りないか」だけでなく「体がどう機能しているか」の全体像を把握したい方(5歳前後〜推奨)
費用
16,500円(税込)
内容
64項目におよぶ精密な栄養解析を行い、詳しい解析レポートをお渡しします。
対象
標準コースで変化が見えにくい方、より複雑な症状でお悩みの方
費用
27,500円(税込)
※オプション:代謝や成長の状態をより深く評価する必要がある場合には、甲状腺ホルモン(TSH・FT3・FT4)の検査を追加できます(+2,200円)。
「お腹と栄養の外来」ならではの検査です。
内容
これらはセットで行うものではありません。お子さんの症状や状態に応じて、医師が本当に必要なものだけを個別にご提案します。主な選択肢:腸内細菌検査(腸内フローラ)/遅延型アレルギー検査(IgG)/総合腸管パネル/便の炎症検査(カルプロテクチン)/SIBO呼気検査 など
対象
お腹の症状(便秘・下痢・腹痛・食欲不振など)が気になる方、または血液検査だけでは原因が掴みきれないと医師が判断した場合にご提案します
費用
検査の種類によって異なります。それぞれの内容と費用は詳しい解説ページでご確認いただけます。また、腸内細菌検査については「腸内細菌検査(お腹と栄養の外来)」のページでさらに詳しく解説しています。
▶ 栄養外来-詳しい治療内容と費用
→ https://komori-kodomo.com/specialty/specialty04/
▶ 腸内細菌検査(お腹と栄養の外来)
→ https://komori-kodomo.com/column/microbiome/
検査で「現在地」がわかったあと、ご家庭での食事やサプリメントの取り組みを、栄養カウンセラーが継続的にサポートします。ご希望や状況に合わせて、次の中からお選びいただけます。
【対面/オンライン】栄養カウンセリング
食事の実践やサプリの続け方を、じっくり相談する枠です。
【継続】3か月伴走パック
LINEで月ごとにテーマを決め、記録の振り返りや実践のご相談に伴走します。
【単発】3日間 食事・症状解析
食事と便・症状の記録を栄養カウンセラーが分析し、フィードバックします。
※より深いご相談をご希望の方には、院長による栄養相談枠もご用意しています。各メニューの料金は「栄養外来-詳しい治療内容と費用-」にまとめていますので、そちらをご覧ください。
A. 多くの方は、Aコース(ライト)またはBコース(スタンダード)から始められます。特に5歳以上のお子さんで、一回の採血でしっかり全体像を把握したい場合は、甲状腺や脂質などの代謝項目が含まれるBコースをおすすめしています。初診時に医師がお子さんの状態を確認し、最適なコースをご提案します。
A. 保険の検査は「病気を見つける」ためのものですが、自費の栄養検査は「不調の根本原因(栄養の過不足)を見つける」ためのものです。同じ血液データでも、分子栄養学の視点で読み解くことで、健康診断では「異常なし」となる隠れた栄養不足を発見できます。
A. いいえ。症状がある場合は、まず保険適用の範囲で診察と基本的な検査を行います。その結果を踏まえて、より詳しく調べる必要がある場合に自費検査をご提案します。
A. この3つは、子どもの「お腹と栄養」を考える上で最も基礎となる項目です。鉄(フェリチン)は造血と疲れやすさ、亜鉛は成長・皮膚・味覚、ビタミンDは免疫と腸の健康に関わります。日本の小児ではこの3項目で欠乏が見つかるお子さんが多く、まずここを押さえることで多くの不調の手がかりが見えてきます。
A. Aコース(ライト)は、採血量が少なくて済むため、1歳以降(体重10kg以上目安)のお子さんから対応可能です。小児採血に慣れたスタッフが対応いたしますのでご安心ください。
A. 必須ではありません。お子さんの状態によっては、食事の改善だけで十分なケースもあります。採血の結果と日常の様子を踏まえて、必要な場合のみご提案します。
A. はい、お受けいただけます。実際、お子さんと一緒にお母さんも栄養相談やサプリメントをご利用される方が多くいらっしゃいます。家族単位で食生活と栄養を整えることで、お子さんの変化もより安定しやすくなります。
検査コース以外にも、栄養カウンセリング・医療用サプリメント・院長による個別相談枠(医師カウンセリング)などの自費メニューをご用意しています。
※医療用サプリメントは、採血結果に合わせて、必要な方にのみご提案します。 ※すべての検査コース・カウンセリングの詳しい料金は、以下のページにまとめています。
「うちの子に合うかな?」「どのコースから始めればいい?」 そんなご相談もLINEから気軽にお寄せください。「栄養療法スタートアップガイド」もお届けしています。
すでに来院をお決めの方は、初診のご案内ページをご覧ください。栄養外来は完全予約制です。
受付時間: 診療時間内にお電話ください。
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