泌尿器(陰部、おしっこトラブルなど)
泌尿器(陰部、おしっこトラブルなど)

おちんちんやおまたの悩みは、「どこに相談すればいいかわからない」「恥ずかしくて聞きにくい」と受診をためらう方が多い領域です。
当院では、小児外科専門医がお子さんの泌尿器・生殖器の状態を丁寧に診察し、成長過程の正常な変化なのか、治療が必要な状態なのかを見極めます。痛い検査はありませんので、安心してご相談ください。
おちんちんの先が赤くパンパンに腫れ、おしっこのときに「痛い!」と泣くことがあります。包皮と亀頭の間にばい菌が入り込んで炎症を起こした状態です。触りすぎや、無理に皮をむいて傷がつくことで起こりやすくなります。
抗菌薬の軟膏や飲み薬で数日で改善します。痛くておしっこを我慢してしまうときは、お風呂の湯船の中でおしっこをさせると痛みが和らぎます。お風呂では石鹸の泡で表面を優しく洗うだけで十分です。
詳しくは亀頭包皮炎のページをご覧ください。
男の子は包茎の状態で生まれるのが自然です。亀頭を守るための正常な構造であり、成長とともに自然にむけるようになります。おしっこがまっすぐ出ていて痛みがなければ、無理にむく必要はありません。
おしっこのときに皮が風船のように膨らむ(バルーニング)場合や、亀頭包皮炎を繰り返す場合は、ステロイド軟膏で皮を柔らかくする治療や、段階的なブジー(包皮をむく処置)を行います。
詳しくは包茎のページをご覧ください。
「おちんちんが短く見える」「おしっこの出口がいつもと違う場所にある」——見た目が気になるというご相談にも対応しています。
| 埋没陰茎 | お腹の脂肪に埋もれて短く見える状態。成長とともに改善することが多い |
|---|---|
| 尿道下裂 | おしっこの出口が通常より下側にある先天的な形態異常。程度により手術が必要 |
乳幼児健診や入浴時に気づいた場合は、ご相談ください。
詳しくは小児泌尿器のページをご覧ください。
お風呂に入っているときに精巣(たま)が袋の中に触れない場合、停留精巣の可能性があります。将来の精巣機能に影響しうるため、1歳を過ぎても自然に降りてこない場合は手術が必要です。
陰嚢(たまの袋)がパンパンに腫れている場合は、水がたまっている「陰嚢水腫」か、腸が飛び出している「鼠径ヘルニア」の可能性があります。エコー検査で正確に鑑別します。
陰嚢水腫は1〜2歳までに自然に改善することが多く経過観察します。停留精巣は手術が必要な場合、連携病院へご紹介し、術後のフォローは当院で継続します。
女の子の小陰唇が左右くっついて、膣の入り口が塞がって見える状態です。おむつかぶれなどの軽い炎症や、女性ホルモンが少ない時期に起こります。
ご家庭で無理に引き剥がすのは絶対に避けてください。ホルモン入りの軟膏やステロイド軟膏を数週間塗ることで、痛みなく自然に開いていきます。排尿に支障がある場合は外来で剥離処置を行います。
詳しくは陰唇癒合のページをご覧ください。
「おまたの形が左右で違う気がする」「何かできものがある」——女の子のデリケートな部位は、保護者の方が見慣れないために不安を感じやすい領域です。
小陰唇の大きさや色には個人差が大きく、左右非対称に見えることも珍しくありません。多くは成長過程の正常な範囲ですが、「正常なのか、異常なのか」の判断が難しい部位だからこそ、気になったときにご相談いただくことが大切です。
膣の入り口に小さなイボ状の突出物が見える状態で、新生児期の女児に比較的よくみられます。母親由来のホルモンの影響による一時的なもので、多くは自然に縮小します。見慣れない形に驚いてご来院される方もいらっしゃいますが、経過観察で問題ないケースがほとんどです。
詳しくは小児泌尿器のページをご覧ください。
パンツに黄色や緑色っぽい汚れがつく、おまたから嫌なにおいがする——外陰炎が原因であることが多く、清潔保持と抗菌薬で改善します。トイレの後は「前から後ろへ」拭く習慣が大切です。まれに膣内の異物(トイレットペーパーの切れ端など)が原因のこともあります。
おしっこのときに痛がる、何度もトイレに行く、尿に血が混じる——膀胱炎の可能性があります。女の子は尿道が短いためかかりやすい傾向があります。
尿検査で診断し、抗菌薬の飲み薬で治療します。数日で改善しますが、途中でやめずに飲み切ることが大切です。便秘がひどいと膀胱炎を繰り返しやすくなるため、当院では便秘の治療も併せて行います。
5歳を過ぎてもおねしょが月1回以上、3か月以上続く場合は夜尿症と診断されます。膀胱の未熟さや夜間の尿量の多さなど、複数の要因が重なっています。お子さんの自尊心にも関わる問題です。
排尿記録やエコー検査で原因を評価し、生活指導・薬物療法・アラーム療法などを組み合わせます。
※現在、夜尿症の新規受付を停止しております。再開時はホームページ・LINEでお知らせいたします。
おしっこがもれる、もじもじとトイレを我慢している、トイレの回数が極端に多い(または少ない)——排尿のコントロールは成長とともに発達し、多くは5歳頃までに獲得されます。まれに膀胱や尿道の先天的な疾患が隠れていることもありますので、保育園や学校生活で困りごとがあればご相談ください。
おちんちんやおまたの悩みは、お子さん自身がうまく言葉にできなかったり、保護者の方が見るのをためらったりして、発見が遅れることがあります。「いつもと違う」「何かおかしい」と感じたら、ためらわずにご相談ください。
TOP