セカンドオピニオン外来(鎖肛・ヒルシュ・排泄障害)
セカンドオピニオン外来(鎖肛・ヒルシュ・排泄障害)

小児外科医として、数多くの手術に関わる中で、常に次のような現実に直面してきました。排泄機能に関する手術や治療が、時にご本人とご家族の日常に深い影響を及ぼし、学校生活や社会生活において、目に見えない壁や不安を生じさせることがある、という現実です。
その悩みは、医学的な治療だけでは解決しきれない領域にあります。「この子は、学校で快適に過ごせるのだろうか」「プールの授業や修学旅行に、安心して参加させてあげられるだろうか」「将来、この子は自分らしく輝ける人生を歩めるのだろうか」。しかしながら、排泄障害という専門領域において、医学的な見解だけでなく、日々の生活や人生の設計まで共に深く考える機会が、現在の医療現場には十分に提供されていません。長年、その状況に強い問題意識を抱いてきました。
お子さんは、常に成長し続けます。就学前、小学校、そして思春期へと、ライフステージはめまぐるしく変化し、その都度、排泄に関する悩みや向き合い方も変わるのは当然のことです。
特に、鎖肛、ヒルシュスプルング病、二分脊椎などの複雑なケースでは、医学的な情報だけでなく、お子さんの個性、ご家族の状況、将来の展望など、多角的な視点からじっくりと向き合う必要があります。しかし、保険診療の枠組みの中では、時間的な制約により、こうした複雑なケースに十分な時間をかけて向き合うことが難しい現実があります。
また、複雑なケースに30分、1時間といった長時間をかけてしまうと、他の患者さんが長時間待たされることになり、すべての患者さんに適切な医療を提供することが難しくなってしまいます。質の高い医療を継続的に、そして公平に提供するためには、複雑なケースには別の時間枠を設けることが必要です。
このセカンドオピニオン外来は、保険診療の時間的な制約に縛られることなく、院長の小児外科医としての知識と経験に基づき、十分な時間を確保して、「この子とご家族にとっての”最適解”は何か」を共に探求するために開設いたしました。専門家として、お一人ひとりに誠実に向き合い、正しい情報を丁寧にお伝えするための時間を、この外来で確保しております。
院長の小森広嗣は、日本全国でも数少ない小児外科指導医として、数多くの小児外科手術に携わってまいりました。特に排泄機能に関する疾患(鎖肛、ヒルシュスプルング病、二分脊椎など)の診療経験を積み重ね、現在は子どもの便秘のスペシャリストとして、年間延べ5,000人を超えるお子さんの診療に当たっております。小児外科分野において、国内外からセカンドオピニオンを受ける機会も多く、多角的な視点から診療を行っております。
当外来では、こうした豊富な臨床経験と専門知識を基に、排泄障害という「構造」の問題を、お子さんの「人生」という大きな文脈の中で捉え直し、根本的な解決の道筋を共に探求いたします。
当外来は、排泄障害により日常生活に支障をきたしているお子さんとご家族を対象としております。特に、以下のような疾患や状況でお悩みの方々に、この時間をご活用いただきたいと考えています。
治療は、長い人生における一つの「点」に過ぎません。その後の就学、進路、友人関係、そして将来の職業選択といった無数の点をどのようにつなぎ、未来へ続く一本の「線」にしていくのか。その道筋を共に描くことこそ、当外来が目指すナビゲーターとしての役割です。
当外来では、希望と現実のバランスを何よりも大切にしています。希望的観測だけで無責任に可能性を語るのでもなく、医学的なデータだけで早計に可能性を閉ざすのでもない。ご家族の希望と、医学的な現実、そして何よりお子さんご本人の個性と「強み」。そのすべてをテーブルの上に広げ、今踏み出すべき最善の一歩を見出します。
そして、人生の節目が訪れるたびに、何度でも立ち止まり、この診療相談を繰り返すことができます。単発のご相談はもちろん、ご家族のビジョンが明確になるまで、あるいは次の大きな節目を迎えるまで、継続的に関わらせていただくことも可能です。お子さんの成長に合わせて長期的に伴走させていただくことで、より深い理解と信頼関係を築きながら、最適な方向性を見出していくことができます。
排泄障害という一つの「事実」を、日々の生活の中でどのように心、気持ち、そして行動へと落とし込んでいくか。集団生活や社会の中で、お子さんがより快適に、そして自信を持って人生を歩んでいけるようにサポートし、その旅路の案内役を務めること。それが、この外来の最も重要な役割であると考えています。
当院の理念は「ここで、一緒に咲こう」。排泄障害という現実のただ中にあっても、お子さん一人ひとりが持つ可能性を信じ、ご家族と私たちが共にその子らしい花を咲かせていく。誰かが咲かせるのではなく、ここで、一緒に咲いていく。それが、私たちの使命です。
当外来は、現在の主治医の先生方の診療方針を尊重し、あくまで「別の視点からの意見」を提供する場です。診療情報の共有や、必要に応じて主治医の先生方との連携も可能です。ご家族がより納得のいく選択をしていただけるよう、医療チームの一員としてサポートいたします。
本外来は、お子さんの排泄障害に関する診療方針や生活設計についての専門的な助言を提供することを目的としております。診察・検査・投薬・処方箋の発行といった「医療行為」は一切行いません。 現在の治療に関する判断は、必ず主治医の先生にご相談ください。なお、医療過誤や訴訟に関するご相談はお受けできかねますので、あらかじめご了承ください。
完全予約制です。お電話(042-322-5585)にて「セカンドオピニオン外来を希望」とお伝えください。この時間がお子さんとご家族にとって実りあるものとなるよう、まずはお電話で現在のお悩みや状況を簡単にお聞かせいただければ幸いです。
対面とオンラインの両方に対応しています。オンラインは全国各地・海外からもご利用いただけます。初回は対面でのご相談を推奨しておりますが、遠方の方やご事情により来院が難しい場合はオンラインも可能です。
※本外来は、診療記録(治療経過)をお持ちの方を原則としてお受けしています。より適切な助言のため、可能な範囲で診療経過の分かる資料をご持参ください。
※オンラインの場合は、事前にメール・郵送でお送りいただくか、当日画面越しに共有いただくことも可能です。
この外来は、お一人のお子さんとご家族にじっくり向き合うために、通常の診療とは別に設けた特別な相談時間です。保険診療の枠に縛られず、心ゆくまで深く診療相談し、共に考える時間を実現するため、自費診療として運営しております。
この外来を自費診療として運営することで、複雑なケースに必要な時間を確保しつつ、保険診療で対応する他の患者さんにも適切な時間を確保できる、持続可能な診療体制を実現しております。
| 項目 | 料金(税込) |
|---|---|
| 基本料金(30分) | 20,000円 |
| 延長(15分ごと) | 10,000円 |
※健康保険は適用されません。
| 時間の目安 | 料金の目安 | |
|---|---|---|
| 初回 | 45〜60分 | 30,000〜40,000円 |
| 継続 | 20〜30分 | 20,000〜30,000円 |
※お時間が超過しそうな場合は、事前にお声がけしながら進めますのでご安心ください。
※15分未満の場合も基本料金(30分 20,000円)が適用されます。
継続セッションでは、前回の内容を踏まえて進めるため、短時間でも充実した相談が可能です。人生の節目が訪れるたびに、何度でも立ち止まり、この診療相談を繰り返すことができます。
ご相談内容は厳重に管理し、ご家族の同意なく外部に開示することは一切ありません。
本外来は、主治医の先生へのフィードバックを前提としてお受けしております。お子さんにとって最適な医療を実現するため、適切な範囲で主治医の先生にご報告させていただく場合があります。これは、医療チーム全体で正確な情報を共有し、連携を図ることを目的としております。また、ご家族がご相談内容を独自に解釈して主治医の先生に伝えることで、誤解や不利益が生じることを防ぐためでもあります。
主治医の先生方との信頼関係を大切にし、お子さんの医療が円滑に進むよう、私たちは医療チームの一員として責任を持って情報を共有いたします。
当院では、排泄障害に関するお悩みに対して、お子さんの状況に合わせた2つの専門的な窓口をご用意しております。
| 便秘専門外来 | セカンドオピニオン外来 | |
|---|---|---|
| 診療形態 | 保険診療 | 自費診療(完全予約制) |
| 対象 | 便秘全般のお悩み(「うちの子は便秘?」という素朴な疑問から治療中のご相談まで) | 鎖肛・ヒルシュ・二分脊椎等の複雑な排泄障害、術後の生活設計 |
| 内容 | 診察・検査・治療 | 診療方針・生活設計の専門的助言(医療行為なし) |
| 時間 | 保険診療の制約あり | 十分な時間を確保 |
便秘専門外来で複雑なケースの方には、より詳しい診療相談や生活設計について、セカンドオピニオン外来をご案内する場合がございます。どちらが適しているか分からない場合は、お電話でお問い合わせください。
セカンドオピニオンを受けることは、医療を受ける側の正当な権利です。主治医の先生に伝える義務はありませんが、伝えていただくことで、より良い連携が可能になります。
ご家族のご了承と同意が得られれば、保険診療として対応させていただく場合があります。ただし、保険診療の制約や主治医の先生方との関係性を考慮する必要がありますので、お電話でご相談ください。
はい。オンラインでのご相談に対応しており、全国・海外からもご利用いただけます。初回は対面を推奨しておりますが、お子さんの状況に応じて柔軟に対応いたします。
ビデオ通話形式です。事前にご案内するURLにアクセスするだけでご参加いただけます。
原則として診療記録をお持ちの方を対象としていますが、お持ちでない場合はご予約時にご相談ください。
本外来は、主治医の先生へのフィードバックを前提としてお受けしております。お子さんにとって最適な医療を実現するため、医療チーム全体で情報を共有し連携を図ることを目的としています。
| 電話 | 042-322-5585 |
|---|---|
| 受付時間 | 月・火・木・金 9:00〜12:00 / 14:00〜18:00、土 9:00〜13:00 |
| 休診日 | 水曜・日曜・祝日 |
| 所在地 | 〒185-0011 東京都国分寺市本多2-3-3 国分寺市商工会館4階A号室 |
| アクセス | JR中央線・西武線「国分寺駅」北口 徒歩8分(大型駐車場あり) |
排泄障害と向き合うお子さんとご家族の、未来を共に考える時間。私たちは、その旅路の案内役として、お待ちしております。
お子さんの便秘や排泄に関するお悩みについて、より深く知りたい方は、当院が運営する「こどもの便秘専門サイト」もご覧ください。
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