小児外科・手術
小児外科・手術

「小児外科」と聞くと、大きな手術を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし実は、子どもの日常に起きるケガやお腹のトラブル、おちんちんやおしりの悩みなど、「どこに相談すればいいかわからない」という場面でこそ、小児外科専門医の経験が活きてきます。
院長の小森は、都立小児総合医療センター外科医長として、新生児から思春期までの幅広い外科疾患の手術を数多く手がけてきました。消化管、泌尿生殖器の形成術、体表、腫瘍——子どもの体のあらゆる領域を手術で扱ってきた経験は、今の外来診療の土台になっています。
「手術が必要なのか、必要でないのか」を正確に見極められること。これは、実際に手術をしてきた医師にしかできない判断です。当院では、その経験を地域の日常の診療に還元し、お子さんとご家族の安心につなげています。
切り傷、すり傷、やけど、トゲ抜き、刺し傷、肘内障(肘が抜けた)——子どもの日常で突然起きる外科的なトラブルに対応しています。傷あとがなるべくきれいに治るよう配慮しながら処置します。
頭をぶつけた場合や、異物を飲み込んだ場合のご相談も受けつけています。ボタン電池やマグネットの誤飲は緊急性が高いため、疑わしい場合はすぐにご来院ください。
いわゆる「でべそ」です。赤ちゃんのおへそが飛び出していると不安になりますが、多くは自然に治ります。当院では、お子さんの状態に合わせた圧迫療法を行い、見た目の仕上がりも大切にしながら経過をフォローしています。手術が必要な場合の見極めとご紹介も含めて対応します。
詳しくは臍ヘルニアのページをご覧ください。
肛門周囲膿瘍(肛門のまわりが赤く腫れて膿がたまる)は、乳児期によくみられる疾患です。珍しい病気ではありませんが、繰り返すことが多く、ご家庭での対応に悩まれる方も少なくありません。排膿処置や経過観察を丁寧に行い、手術が必要かどうかの判断もいたします。
裂肛(切れ痔)や肛門周囲炎にも対応しています。
デリケートな部位の悩みは、「どこに相談すればいいかわからない」という声が最も多い領域の一つです。当院では、男児・女児ともに幅広く対応しています。
| 男児のご相談 | 包茎、亀頭包皮炎(おちんちんの先が赤く腫れる)、陰嚢水腫、停留精巣、おちんちんの形や大きさの悩みなど。外来でのブジー(包皮をむく処置)にも対応しています。 |
|---|---|
| 女児のご相談 | 陰唇癒合(小陰唇がくっついている状態)の切開処置のほか、処女膜ポリープや外陰部の見た目が気になるといったご相談にも対応しています。処女膜ポリープは新生児期の女児に比較的よくみられ、多くは自然に縮小しますが、保護者の方が見慣れない形に驚いてご来院されることがあります。 |
「これは正常な状態なのか、異常なのか」——この判断には、実際に手術で子どもの泌尿生殖器の構造を見てきた経験が欠かせません。見た目が気になる、健診で指摘された、という段階でもご相談ください。
詳しくは小児泌尿器のページをご覧ください。
「舌のすじが短い」と健診で指摘された、赤ちゃんがおっぱいをうまく吸えない、発音が気になる——こうしたご相談に対応する専門外来です。「短い=すぐ切る」ではなく、お子さんの状態を総合的に評価し、本当に手術が必要かを慎重に見極めます。切開が必要な場合は、外来での日帰り処置が可能です。
詳しくは舌小帯外来のページをご覧ください。
向き癖などで頭の形が気になる赤ちゃんに対し、体位変換の指導やヘルメット治療(ベビーバンド)を行っています。都立小児総合医療センター脳神経外科とも連携し、病的な変形が疑われる場合には速やかにご紹介します。
詳しくはあたまのかたち外来のページをご覧ください。
生まれつき耳の前に小さなイボ状の突起(副耳)や、小さな穴(耳前瘻孔)があるお子さんは珍しくありません。「どこに相談すればいいかわからない」と悩まれる方が多い領域ですが、小児外科の外来で対応できます。
副耳は見た目が気になる場合に結紮や切除を行います。耳前瘻孔は感染を繰り返す場合に手術を検討します。
「首にしこりがある」「おでこにコリコリしたものがある」と心配されて来院される方は多くいらっしゃいます。リンパ節の腫れ、皮様嚢腫、脂肪腫など、ほとんどは心配のないものです。触診やエコー検査で性質を評価し、経過観察でよいのか、精査や切除が必要なのかを判断します。
小児の便秘は、体質や生活習慣が原因であることがほとんどですが、まれに手術が必要な病気(ヒルシュスプルング病など)が隠れていることがあります。小児外科専門医として、こうした外科的疾患を見逃さない目を持ちながら便秘診療を行っていることは、当院の大きな特徴です。
詳しくは便秘外来のページをご覧ください。
鼠径ヘルニアは小児外科で最も頻度の高い疾患です。泣いたりいきんだりしたときに足の付け根が膨らみ、自然に治ることはないため手術が必要です。当院では診断と手術適応の判断を行い、連携病院へご紹介します。膨らみが戻らなくなった場合(嵌頓)は緊急対応が必要ですので、すぐにご来院ください。
乳児血管腫(いちご状血管腫)のご相談にも対応しています。
子どもの体に起きるさまざまなトラブルの中で、保護者の方が最も不安に感じるのは「これは手術が必要なのか」ということではないでしょうか。
手術が不要であれば「大丈夫ですよ」と安心をお伝えしますし、必要な場合には顔の見える連携先に速やかにご紹介します。
「こんなことで受診していいのかな」と迷われるような症状ほど、専門医に確認しておく価値があります。気になることがあれば、いつでもご相談ください。
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