2022年7月13日

だんだんと日差しが強くなり、汗ばむ季節となってきましたね。これからの季節は、虫刺されの相談をよく受けます。そこで、今回は虫よけについてご紹介したいと思います。
虫よけと言っても市販で販売されているものには、いろいろなものがあります。虫よけの主な成分には、ディート、イカリジン、レモンユーカリオイルの3つがあります。
🔹ディート
ディートは昔から使われている虫よけで、最も普及している虫よけです。蚊が嫌がる成分で、塗った部分には蚊がとまれないので刺すことができません。ただし、ディートを塗っていないところには、蚊がとまるため、まんべんなく塗るとより高い虫よけの効果を得ることができます。
ディートは成分濃度によって使用に際して年齢制限があります。
✔️ディートの濃度が12%以上30%未満
- 6か月未満のお子さんには使用できません。
- 6か月以上2歳未満のお子さん(1日1回まで)
- 2歳以上12歳未満のお子さん( 1日1~3回)
- *有効持続時間は3~4時間です。
✔️ディートの濃度が30%以上
- 12歳以上のお子さんで使用可能です
- *有効持続時間は5~8時間です。
🔹イカリジン
イカリジンは2015年から日本で使われるようになった虫よけです。イカリジンはディートと違って、効果のある虫の種類は少ないですが、小児への使用制限がなく、ディートと同様の効果が得られると言われています。また、匂いが少なく皮膚へ刺激が少ないこと、プラスチックや繊維を傷めないこともイカリジンの利点です。
🔹レモンユーカリオイル
天然由来の成分の中で効果が確認されているものは唯一、レモンユーカリ油のみです。アメリカ疾病予防管理センターでも推奨されていますが、3歳未満のお子さんへは刺激が強いとして使用は推奨されていません。
子ども・赤ちゃんに使う虫よけの選び方
上記のように、虫よけを使う場合は、配合されている成分や濃度に注意する必要があります。もし、子どもや赤ちゃんへディートを配合した虫除けスプレーを使用することが心配な場合は、イカリジンを配合した虫除けスプレーを選びましょう。
とくに、肌が弱くデリケートなお子さんには、ディートやイカリジンの配合量がなるべく少ないものを選び、使用回数も減らして使うことをおすすめします。
虫よけを初めて使用する場合は、肌への刺激を確認するために軽く虫よけを付けて1時間程様子を見て皮膚に変化がないかを確認することもおすすめです。
もし何かの虫に刺されたら
虫刺されは刺された虫の種類や症状によっては、腫れたり、掻きむしったりすることで「とびひ」になることもあります。刺された部位が赤く腫れあがったり、水ぶくれのような状態になる、市販のお薬を塗っても症状が治らないなどの異変を感じたときは、すぐに小児科を受診しましょう。