
小児の肛門や陰部に関する症状は、日常診療の中でも多く見られる一方で、相談のタイミングや診療科の選択に迷われるご家族が少なくありません。
特に「どの科に相談すればいいのか分からない」「様子を見ていいのか判断できない」といった不安から、受診が遅れるケースも見受けられます。
小森こどもクリニックでは、小児外科を専門とする医師が常勤しており、肛門まわりの症状や見た目の異常についても、外科的視点を含めて的確に診断・対応することが可能です。
こうした背景をふまえ、2025年6月より「こどもの肛門外来」を新たに開設し、より専門的かつ安心してご相談いただける体制を整えました。
おしりまわりの違和感や見た目の変化など、「これって病院に行くべき?」と迷いやすい症状は多くあります。
当院では、以下のような症状について専門的にご相談をお受けしています。
✔️肛門が切れている、または排便時に痛がる
✔️肛門から出血がある
✔️肛門にイボのようなものがある(スキンタグなど)
✔️肛門や陰部の形が気になる(くぼみ・ふくらみなど)
✔️肛門のまわりが赤くただれている
✔️肛門周囲から膿のような分泌物が出ている
✔️肛門やその周囲にしこりがある、皮膚がひきつれている
✔️排便時に強い痛みがあり、便秘以外の原因が気になる
✔️その他、肛門や陰部の見た目や違和感に関する心配ごと
私たちは、小児外科の専門性を持つ医師が在籍していることを強みとしており、切れ痔やスキンタグ、皮膚の異常や腫瘤など、肛門まわりの外科的な評価や対応が必要なケースにも、的確に診療を行うことができます。
また、肛門や陰部の症状は、お子さま自身がうまく説明できなかったり、ご家族が「受診すべきか迷う」ことも多い領域です。
当院では、「悩みに大小はない」という考えのもと、ご家族の「気になる」という感覚に真摯に向き合い、専門的な立場から必要な判断とケアをご提案しています。
お子さまの便秘に関する診察は、当院の「小児便秘外来」にて対応しております。
この「肛門外来」では、便秘そのものの治療や生活指導などは行っておりません。便秘の「根本的な治療」「長期的な治療」をご希望の場合には、「小に便秘外来」をご予約ください。お間違えのないようご確認ください(※ご不明な時は、当院までご相談ください。ご案内させていただきます。)
肛門や陰部の症状は、身近な不調である一方で、受診や治療のが難しい分野でもあります。
「どこに相談すればよいか分からない」「このまま様子を見ていいのか」と悩まれたら、小児外科の専門的な視点で評価できる当院の外来を、ご活用ください。
お子さまの状態や成長に合わせて、必要な対応を丁寧にご提案してまいります。
どうぞ「こどもの肛門外来」でご相談ください。
慶應義塾大学医学部卒業
小児外科学会専門医、小児外科指導医、医学博士
小森こどもクリニックでは、成長の感動や喜びをお子さん ご家族と分かち合い、楽しく安心して子育ができる社会を創ることをビジョンに活動しています。