自粛要請が続いていますが皆さんいかがお過ごしでしょうか?
お子さまも、ご家族の皆さまも、先の見えないストレスの中で、家にこもる生活が長くなっていると思います。
心身が健康であるためには、適度な運動、外出、リフレッシュがかかせません。
特に、お子さまにとっては、遊ぶことは、心身の発達においてとても重要です。
自粛しすぎてしまい、心を病むこと、体を壊してしまうことも、ウイルスより怖いかもしれません。
★日本小児科学会からの「こどもの新型コロナウイルスに関するQ&A」では、
Q 学校が休校となりましたが、子どもは外出や友達と遊ぶことを避けたほうが良いでしょうか?
A.「感染のリスクを防ぐ行動を守れば、外出や子ども同士の遊びは可能」
としています。
★気晴らしや、適度の運動、リフレッシュも大事な予防です。
・明らかに運動不足のため、お腹の動きが悪くなり、腹痛を訴えるお子さんのご相談が多いです。
・また、どうしてもストレスの逃げ道を食に向けてしまうので、肥満にも注意が必要です。
・喘息やアトピーなど慢性疾患で治療中のお子さんも、本来必要な受診を避けてしまい、病状を悪化してしまうこともリスクです。コロナ感染予防の点でも喘息の方は予防のお薬をしっかり続けた方が良いと考えられています。
★密を避けるルールを守りながら
・天気の良い日は少しでも外に出るとよいでしょう
・人の少ない公園のお散歩、サイクリング、家族のドライブはよいでしょう
・少しでも身体を動かした方が、心も体も楽になります
1日30分程度でもよいので、汗をかくくらいの、適度な運動や散歩はできるとよいでしょう。
感染予防のために密を避ける行動は必要ですが、密を避けすぎて体調を壊してしまうことも避けたいところです。バランスのある判断や行動をとっていきたいですね。
慶應義塾大学医学部卒業
小児外科学会専門医、小児外科指導医、医学博士
小森こどもクリニックでは、成長の感動や喜びをお子さん ご家族と分かち合い、楽しく安心して子育ができる社会を創ることをビジョンに活動しています。