気管支喘息とは
発作的にヒューヒュー、ゼイゼイという喘鳴(ぜんめい)を繰り返す病気です。
ただし、ゼイゼイ=すべて小児喘息というわけではなく、
ゼイゼイの中でも、「アレルギーが関係する喘鳴」が本来の気管支喘息です。
アトピー型(IgE関与)といわれています。
ハウスダストやダニなどのアレルギーが関与して、
気道が慢性的に炎症を起こしている病気です。
慢性的な炎症とは、常に空気の通り道(気道)の内側が
腫れている状態が続いてる状態で、外からの刺激に対して
とても敏感な状態になっています。
敏感な状態の気道に、様々な刺激(かぜ、ダニ・ホコリ、寒暖差、運動、ストレス、タバコの煙など)が加わると、過敏状態の気道が発作的に反応をして、急に気道が狭くなり、咳やゼイゼイを繰り返します。
すなわち、外部の刺激によって、
1.気管支の周囲にある筋肉が収縮
2.気道の表面の粘膜がむくむ
3.気道の分泌物(痰)がふえる
状態が発生し、気道の狭窄(狭くなる)が起こります。
このように発作的に気道の狭窄をきたした状態を
「喘息発作」といいます。
小児喘息は、アレルギーマーチの経過の中で、
半数が3歳ころまでに発症し、
8割が6歳頃までに発症するといわれています。
慶應義塾大学医学部卒業
小児外科学会専門医、小児外科指導医、医学博士
小森こどもクリニックでは、成長の感動や喜びをお子さん ご家族と分かち合い、楽しく安心して子育ができる社会を創ることをビジョンに活動しています。