熱が高いと脳へのダメージがあるのではと心配になりますが、
40度くらいの熱があっても脳はやられませんので大丈夫です。
→(ブログ記事へリンク)赤ちゃん、子どもの発熱:赤ちゃんの発熱するしくみ
解熱薬は、熱によるつらさを軽くするための薬で、病気を治すくすりではありません。
熱をさげることで病気がやはく治るわけではありません。
38.5度以上を目安に、つらそうにしているときに使いましょう。高熱でも元気そうなら使わなくてよいです。また眠っている子を起こしてまで使う必要はありません。
栄養と睡眠は回復には大事です。解熱剤で、食欲が回復したり、寝つくことができるきっかけになりますので上手に使いましょう。
解熱剤を使うタイミングは、熱で食欲がでないとき、寝苦しくて寝れないときがよいと思います。一度使ったら、次に使うのは6時間以上(1日3回まで)あけましょう。
効き目は同じです。吐く子には座薬を、下痢のときや坐薬が嫌いな子には飲み薬という使い分けでよいです。坐薬の解熱剤と飲み薬の解熱剤を同時に使用はしてはいけませんので、注意しましょう。
慶應義塾大学医学部卒業
小児外科学会専門医、小児外科指導医、医学博士
小森こどもクリニックでは、成長の感動や喜びをお子さん ご家族と分かち合い、楽しく安心して子育ができる社会を創ることをビジョンに活動しています。