
4月も下旬。
新生活が始まって、もうすぐ1ヶ月。
保育園や幼稚園、小学校など新しい生活に飛び込んだ子どもたちと、
それを見守るお父さんお母さんにとっても、大きな変化の1ヶ月だったのではないでしょうか。
最近、当院には風邪や発熱、咳や鼻水などの症状で受診されるお子さんが徐々に増えてきています。
この時期は毎年、「ついに始まったな…」という空気が感じられる、いわば“風邪の第一波”の時期です。
これまで家庭で穏やかに過ごしていた子どもたちも、
集団生活に入るとどうしてもさまざまなウイルスや菌と出会います。
熱が出たり、咳や鼻水が長引いたり、
ぜいぜいと苦しそうな呼吸になったり、
風邪をひいて治っても、またすぐ別の風邪をもらってしまったり――。
そんな“繰り返す風邪”に、
毎日の看病で疲れ切ってしまうお母さんお父さんも、本当にたくさんいらっしゃいます。
「また熱…。仕事、どうしよう」
「ようやく慣れてきたのに、またお休み…」
「こんなに何度も風邪をひいて、大丈夫なのかな?」
そんな不安と疲労の入り混じった声が、今あちこちで聞こえてきます。
今、お子さんたちは人生で初めて“社会のウイルス”に出会い、
免疫という“からだの学び”を、ひとつずつ積み重ねている最中です。
最初の数ヶ月は、風邪をもらってばかりかもしれません。
熱も長引くかもしれませんし、咳がずっと止まらないこともあるかもしれません。
でも、それらはすべて
「これから強くなるための準備」だと、私たちは思っています。
焦らず、あきらめず、
子どもたちの小さな成長を信じて、
いっしょに、根気よく乗り越えていきましょう。
この時期、頑張っているすべてのご家庭を
小森こどもクリニックとして、音楽のかたちで応援できないか――。
そんな想いから、この歌が生まれました。
この曲には、
何度風邪をひいても、少しずつ強くなっていく子どもたちと、
その成長をそばで支え続ける親御さんへのまっすぐなエールを込めました。
おうちで。保育園の帰り道で。
疲れた夜に、ちょっとだけでも聴いてみてください。
子どもも自然に口ずさみたくなる、やさしくて落ち着いたメロディの歌です。
「大丈夫、強くなるから」
熱が出て、風邪をひいて、
病院通いの日々をがんばっている
お母さん、お父さん、そしてお子さんたちへ。
小森こどもクリニックはスタッフみんなで、そんな皆さんを心から応援しています。
泣きそうな朝 ドキドキの扉
ほいくえんの空は ちょっとまぶしくて
涙が出ちゃう日もあるけれど
きっと少しずつ 笑顔ふえてく
風邪をひいても 大丈夫
君は少しずつ 強くなる
クスリが苦手でも がんばって飲めたね
大丈夫、強くなるから カゼひかなくなるから
夜中のセキに ママもつらいね
眠れぬままに 朝が来る
それでもパパと 一緒にがんばってる
君も、ほんとにがんばってる
風邪をひいても 大丈夫
君は少しずつ 強くなる
泣いた日もあるけど 笑える日が来る
大丈夫、強くなるから 風邪ひかなくなるから
小森こどもクリニックの
こもり先生とスタッフみんなが
お母さん、お父さん、そしてお子さんたちを
これからもずっと あたたかく応援しています。
子育ては、うまくいかない日があって当たり前です。
何度も風邪をひくこと、うまく保育園に通えないこと…
それもぜんぶ、「成長している証」です。
どうか、ご自身のことも責めずに、
そしてなにより、ご自身の体調も大切になさってください。
小森こどもクリニックは、
がんばる親子を、心から応援しています。
慶應義塾大学医学部卒業
小児外科学会専門医、小児外科指導医、医学博士
小森こどもクリニックでは、成長の感動や喜びをお子さん ご家族と分かち合い、楽しく安心して子育ができる社会を創ることをビジョンに活動しています。