

熱かぜや胃腸炎も保育園、幼稚園、学校で依然として流行していますが、6月中旬頃から特に夏かぜの代表である、手足口病、ヘルパンギーナが流行しはじめています。
国立感染症研究所の最近のまとめでは、今年(2019年)は直近の1周間(6/3~)では過去5年間の同時期の中でかなり多いとの報告がでています。
4歳以下のお子さんが感染しやすく、半数は2歳以下とされています。ウイルスの種類が多いので、免疫をもっていないウイルスにあたるとお母さん、お父さんも、お子さんからうつる可能性もあります。通常は、熱に続いて、手足口に水疱が現れ、通常は3から7日くらいでよくなります。ヘルパンギーナは高熱と口内炎が特徴です。
手足口病、ヘルパンギーナは、ウイルスを含んだ”咳や”くしゃみ”、”水疱の内容物”を吸い込むことで感染します。治ったあとも、2~4週間は便にウイルスが排泄されるので、手洗いが不十分だと他の子にうつす可能性あります。手洗い、うがい、マスクをして、予防をしっかり行っていきましょう。
手足口病、ヘルパンギーナについては、こちらの記事(クリニックブログ)もご参照ください。