
咳の多くは急性の呼吸器感染症です。
小児科領域では、RSVやヒトメタニューモウイルスなどに感染すると呼吸状態が悪くなりやすいです。
しかし、同じウイルスでも、年齢、体力、免疫力の違いで、随分と症状には違いがあり、症状が軽い子も多いのですが、一部重症になるお子さんもいます。
今回お伝えしたいことは、ウイルスが何か?も心配だと思いますが、小児科で一番気にしているのは、まずは「咳」や「呼吸状態」の全身状態のチェックです。
一にも二にも、お子さんの「呼吸の状態」「全身状態」をチェックすることが大事です。急いで病院に行くべきか?翌日まで待つことができるか?そして待つ間に自宅でできることをしてあげげましょう。
• 苦しくて顔色が悪い(顔色が蒼白(そうはく))
• 視線が合わない
• 咳き込んで嘔吐してしまい食事がとれない(ミルクが飲めない)
• 咳き込んで眠れない
お子さんの呼吸の状態を外観から判断する方法で、以下の呼吸が観察されたら夜間でも受診が必要です。
• 近くにいてぜいぜいが聞こえる
• 肩で呼吸している(肩呼吸) 肩が上がったり、下がったりして呼吸している
• 鼻の穴がぴくぴくしながら呼吸している (鼻翼呼吸(びよくこきゅう))
• 鎖骨の上や肋骨の下(みぞおち)が呼吸のときくぼむ
• 肋骨の間がべこべこする• (陥没呼吸(かんぼつこきゅう))
• 咳が多くても、水分や食事がとれている
• 横になって眠れている
1 お部屋を適度に加湿しましょう
2 鼻水が多いときは吸引も効果的です
3 水分は少量ずつこまめにとるとよいでしょう
結果的に「大丈夫!」という答え合わせをすることも、小児科の大事な役割です。
とにかく赤ちゃんは、呼吸状態が急に悪化することがありますので、こまめにチェックをしていきましょう。まとめでも、、ちょっとでも「不安」に感じたら、迷わず小児科に相談してください。
しかし、コロナの爆発的な流行で受診が困難な状況、タイミングもどうしてもあります。自宅で待機して大丈夫なサインを慎重に診ていただきながら、自宅で待っていただく間のチェックポイントとして参考にしていただければと思います。
慶應義塾大学医学部卒業
小児外科学会専門医、小児外科指導医、医学博士
小森こどもクリニックでは、成長の感動や喜びをお子さん ご家族と分かち合い、楽しく安心して子育ができる社会を創ることをビジョンに活動しています。