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赤ちゃんのお尻のただれ、腫れ(はれ)、膿(うみ)がでる原因:肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)とは?


肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)とは

★どんな病気でしょうか?

肛門の周囲が化膿して、赤く腫れあがる病気です。

大部分がおむつを当てている赤ちゃんで、特に下痢うんちの回数が多い赤ちゃんに多い病気です。
1歳以下で、男児に圧倒的に多く(9割以上)見られます。
生まれたばかりで、ばい菌に対する抵抗力が弱いためと考えられています。

★ばい菌は、主に2つのルートからお尻に入り込みます。

ルート①
おむつかぶれでついたおしり周りの小さな傷(ルート①)から侵入する
ルート②
肛門の入口から少し奥の肛門腺(こうもんせん)(ルート②)から菌が侵入する

初めはしこりができて赤く腫れてきます。やがて中に膿がたまってブョブヨしてきます。
しこりは1個が多いですが、同時に数個 できることもあります。
(3時、6時、9時方向が好発部位です)

★どんな症状ですか?

赤ちゃんは痛みのため不機嫌になり、おしりをさわられると泣いたり、
ウンチをするのをいやがったりします。
肛門の周りが真っ赤に腫れ上がり、
場合によっては自然に膿(うみ)が出てくることもあります。

★どうやって治療をするのでしょうか?

自然に膿(うみ)が出てきた場合には、引き続き膿(うみ)を出し続けます。
膿(うみ)が深く、お尻が腫れがひどくなる一方の場合には、切開をして膿(うみ)を出します。小児外科医にご相談ください。

大事なことは、
切開した孔(あな)が閉じてしまうと、再び膿がたまってしまうので、
閉じてしまわないよう、膿を出しつづけることです。
そのために、局所の圧迫や入浴洗浄を続けながら膿(うみ)の排出を
根気よく続けることが必要です。
穴は閉じてしまっても、心配ありません。その都度、切開・排膿を繰り返して治療してきます。

また抗生剤、塗り薬を使う方法もありますが、どちらも特効薬とはいえません。
結局はは地道に膿を出していく処置が一番効果的です。

★繰り返すことも多い病気ですが、根気よく治療をすることが大切です

いわゆる、もぐらたたきの状態で、中々治らないと感じ、不安になってしまうものですが、
根気よく治療を続けることが大事で、
そうしている間に、1歳くらいまでには
軽快、完治する場合がほとんどです。

★お家でできることは?

家庭では、膿がたまらないように、毎日患部をよくマッサージをして、膿を出すようにしてきます。
おしりを清潔にしておくことも大事で、こまめにおむつをかえていきましょう

★ちゃんと治るのでしょうか?

免疫がしっかりしてくる6ヵ月から1歳までに軽快・完治することがほとんどです。
再発を繰り返す場合でも、2歳頃までには自然に治癒することがほとんどです。

★どうしても治りが悪い場合は?

例外として、この時期を越えて再発を繰り返し、治りが悪い場合には瘻孔(トンネル)ができてしまっている場合があり、これを、「痔瘻(じろう)」といいます。
どうしても治らない場合には、外科的に瘻孔切開術を行います。