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小児の便秘:「グリセリン浣腸でしか便がでない状態」というは、「リズムが作れている証(あかし)」であり「順調に練習がすすんでいる」状態です。

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ご質問をいただきました。

グリセリン浣腸をすれば、毎日、順調に排便できるようにはなりました。
グリセリン浣腸で自分で踏ん張らなくなりましたが、大丈夫でしょうか?

「前は少しは自分でも出せていたけど、今は自分で出す気配が全くなくて心配で、本当に大丈夫でしょうか?」と。「自分で出す力が浣腸によって失われてしまったのでは?」という不安からのお言葉だと思います。

答えは、「大丈夫です」「順調に排便リズムが作れている証(あかし)」です。
グリセリン浣腸によるリズム練習が軌道に乗り始めたのです。

これまでの排便は、「自分で出せている」ように見えていても、「出し切る力はない」状態で、力不足のため、便詰まりの状態に向かってしまっていました。まだまだ「排便パワーが足りない」と言えます。

ですから、グリセリン浣腸にサポートしてもらって、「しっかり出す」体験が必要です。

グリセリン浣腸でしか出ていない状態というのは、グリセリン浣腸の力で、毎日、リズムを持って、出し切るという経験ができているのです。日中の活動時間に、突然便がでてもらっても、困るので、こちらが理想とするタイミング(例えば、夕食後、歯磨きの後、お風呂の前、など)で、出せるようになってもらいたい意図があります。そして「すっきり」「しっかり」「すんなり」「出し切る」ことを学んでいただきます。

リズムを作るために、こちらの都合で、強制的に排便をしていますので、本人の力が今どのくらいあって、待っていたらでるのかどうなのか、すなわち「力試し」をする機会はない状態となっています。敢えて作っていないともいえます。

でも、大丈夫です。最初は10のうち1の力しかなくても、実は2、3、4・・とレベルアップしてきているのです。ちゃんと力は付いてきているので、「あえて、今の段階の力試しをしなくても大丈夫です。まだ花は咲かずとも体の中では力は積み上がってきています。

まずは、一人立ちするまで、しばらくは、浣腸にサポートしてもらって、「出し切る」ことはどういうことか、学び、練習を続けていくことが必要と言えます。数ヶ月のこともあれば数年単位かかることもありますが、その子のペースがあります。焦らず、淡々と続けていくことが大切です。

「出せるかどうか」の力試し、負荷テストをしなくても、気づけば、自分でしっかり出せる日が増えてきます。

とにかく便秘のトレーニングは時間がかかります。
じっくり取り組んでいきましょうね。