虫刺され 国分寺市国分寺駅近くの小児科 小森こどもクリニック

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虫刺され

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虫刺され

夏になると、蚊やハチ、アブなど様々な虫たちの活動が活発になります。そのため、蚊、ブヨ、ノミ、アリ、ハチ、毛虫などによる虫刺されが増えてきます。虫刺されは日常的な皮膚病のひとつで、外に出る前に虫除けをしていても、時間が経って効果が薄れてきた頃にチクッとやられてしまいます。そのため、虫に刺されたとわかったときにはすでに、虫の姿がないことが多く、虫刺されの原因となった虫を特定することが困難なことが多いです。

虫に刺されると、刺された皮膚は真っ赤に腫れて、かゆみや痛みを伴います。なかには1カ所だけでなく、何カ所も刺されることもあり、体中がかゆくてたまらないこともあります。これは虫の体液や有毒毛に対するアレルギー反応の一種です。そのため、アレルギー反応には個人差があり、刺されたところが赤くなる程度で済む場合もあれば、刺された部位以外にも、蕁麻疹(じんましん)が起きることがあります。中には、皮膚の腫れがひくと皮膚が黒くなって痕が残る場合もあります。虫刺されと聞くと、「たかが虫刺されくらいで小児科まで受診する必要があるの?」と思われる方も少なくありませんが、子ども場合は、虫刺されの痕が残るだけでなく、とびひになって大変な思いするケースもあります。

虫に刺されたら?

<蚊>

蚊は虫刺されの中でも、最も身近に経験するものの一つです。家の中はもちろん、庭や公園、山など、どこにでも生息しています。蚊に刺されると、すぐに発疹ができ、痒くなる場合と、1日や2日くらい経った後に、症状が現れる場合もあります。蚊に刺された時は、掻きこわしていなければ、市販のかゆみ止めのお薬を使っても問題ありません。ただし、皮膚が弱いお子さんやアトピー性皮膚炎のお子さんは、市販のお薬が合わないこともありますので、小児科での受診をおすすめします。

<ハチ>

虫刺されのなかで、最も危険なものがハチです。ハチはいくつか種類があり、スズメバチやアシナガバチなどが代表的です。顔や頭、手などの露出している部分を刺されることが多く、刺された直後に、激しい痛みや腫れが生じます。まれに30分以内にショック状態に陥いるアナフィラキシーショックを起こすことがあります。ハチに刺された時は、すぐに安全な場所に避難し、横になって安静にしていましょう。傷口は水で洗い、冷却するようにしましょう。吐き気や腹痛、多量の冷や汗、顔色が悪い、蕁麻疹(じんましん)などの異変がみられる時は、すぐに救急車を呼びましょう。

<ノミ>

犬やネコなどのペットを飼っているご家庭では、ペットが家の中にノミを持ち込んでしまうことがあります。ノミに刺されると、かゆみが強く、赤く腫れます。中には水ぶくれになる場合もあります。寝ている間に、首のまわりや、腕などを集中的にかまれることも少なくありません。

<毛虫>

毒を持っている毛虫に触ると、赤い小さな発疹が現れ、次第に激しいかゆみを伴います。まれに蕁麻疹(じんましん)を起こすこともあります。毛虫に刺されたときは、まずは体についた毛虫の毛を水で洗い流しましょう。市販されている虫刺されのお薬でも問題ありませんが、かゆみが激しい時や痛みを伴う時は、受診しましょう。

治療

ステロイドの外用薬を刺された部位に塗ります。かゆみや腫れの症状がひどい場合は、抗ヒスタミン薬の飲み薬を服用していただきます。虫刺されのたびに、赤く腫れてどうしようもない場合には、虫刺されが多い夏の期間だけ、内服薬を続ける場合もあります。

虫刺されの予防策

  • 肌の露出を避けましょう
  • 雨が上がった直後は虫が発生しやすいため、外出は控えましょう
  • 白などの明るい色の服を着るようにしましょう
  • 虫よけスプレーを使用しましょう

こんな時は受診しましょう

虫刺されによる、掻きこわし・かゆみが強い、異常な腫れ、痛みが強い場合は、小児科を受診しましょう。