ウイルス性いぼは、ヒトパピローマウイルス(HPV)が皮膚に感染することで生じる病気です。正式には「尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)」とも呼ばれます。
手のひらや指、足、膝の裏などによく見られ、お子さんに多い皮膚の病気のひとつです。ウイルスのタイプによって症状が出やすい部位が異なり、免疫が低下しているときに大量にできることがあります。
ウイルス性イボ
ウイルス性イボ

ウイルス性いぼは、ヒトパピローマウイルス(HPV)が皮膚に感染することで生じる病気です。正式には「尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)」とも呼ばれます。
手のひらや指、足、膝の裏などによく見られ、お子さんに多い皮膚の病気のひとつです。ウイルスのタイプによって症状が出やすい部位が異なり、免疫が低下しているときに大量にできることがあります。
皮膚に白くザラザラした盛り上がりができます。表面がゴツゴツしており、中に黒い点々が見られることもあります。大きさは数mm〜数cmとさまざまで、1つだけでなく複数できることがほとんどです。
当院では液体窒素を用いた冷凍凝固療法を行っています。
「いぼの治療って、痛いの…?」──お子さんもご家族も、そう心配されることがよくあります。当院では、できるだけ痛みの少ない治療をご提供するために、「CryoPro(クライオプロ)」 という液体窒素噴霧装置を使用しています。
CryoProは、患部に直接触れずに液体窒素をスプレーで噴霧する装置です。従来の綿棒を押し当てる方法と比べて痛みが少なく、接触がないため衛生的なのが特長です。また、0.45mm〜1mmまでの複数サイズのスプレイチップを使い分けることができ、いぼの大きさや部位に合わせてピンポイントに照射することが可能です。均一な圧力で噴霧できるため、厚みのある頑固ないぼにもしっかりと作用します。
なお、いぼの状態や部位によっては、綿棒での治療を選択する場合もあります。治療後に水ぶくれや血疱ができることがありますが、これは治療がしっかり効いているサイン。かえって治りが早くなります。
いぼは治りにくく、複数回の治療が必要で期間も長くかかります。治ったと思っても再発することもありますが、いずれは改善することがほとんどです。あきらめず根気よく続けることが大切です。
液体窒素に加えて、塗り薬や漢方薬(ヨクイニンなど)を組み合わせた治療も行っています。お子さんの状態に合わせてご提案いたします。
お子さんに多い皮膚の病気として「水いぼ」がありますが、ウイルス性いぼとは原因ウイルスが異なります。
| ウイルス性いぼ | 水いぼ | |
|---|---|---|
| 原因 | ヒトパピローマウイルス | 伝染性軟属腫ウイルス |
| 見た目 | 表面がザラザラ・硬い | 表面がツルツル・光沢あり |
| 形 | ゴツゴツした盛り上がり | 小さなドーム状、頂点が少し凹む |
見た目が似ていますが、治療法が異なるため、正確な診断が大切です。
プールへの参加制限はありませんが、ヒトパピローマウイルスはプールや公衆浴場の足場、タオルの共有などを介して感染が広がる可能性があります。他のお子さんへの感染を防ぐためにも、数が少ないうちに早めに治療を始めることをおすすめします。
いぼが気になったら、いつでもご相談ください。
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