当院の診療の進め方
当院には、性格の違う2つの診療があります。
ひとつは、体調をくずされたときの診療です。発熱やかぜ、けが。その場で診て、手当てをして、終わります。必要なことを手早く済ませるのが、この診療の役割です。
もうひとつが、専門外来(便秘・栄養・あたまの形・小児外科など)です。こちらは進め方がまったく違います。以下は、主に専門外来と、続けて通われる方についての説明です。受診の前に、考え方をお伝えしておきます。
診察室の中だけが、診療ではありません
専門外来でも、診察の時間そのものは長くはありません。目安として、初めての方で10分ほど、再診の方で5分ほどです。
短いと思われるかもしれません。ただ私たちは、受診の前に読んでいただくもの・診察室で交わす言葉・持ち帰っていただくもの、この3つでひとつの診療だと考えています。
考え方をあらかじめ共有できていれば、診察室の短い時間は「一から説明する時間」ではなく、お子さんそのものについて話す時間になります。限られた時間を、いちばん大事な話に使いたい。そのための形です。
1日1診療1科目でお願いしています
当院では、診察の時間の目安を決め、1日1診療1科目とさせていただいています。お一人おひとりに医療が行き渡り、皆さまが見通しを持って受診できるようにするためです。診療がスムーズに進むことにもつながります。
同じ日に別のご相談(たとえば、かぜの診察と便秘のご相談)があるときは、それぞれ別の日にご予約ください。
※乳幼児健診と予防接種は、同じ日にお受けいただけます。
受診の前に
専門外来をご予約いただいた方には、受診の前に目を通していただきたい内容を、デジスマアプリのチャットでご案内しています。当院がどんな考え方で診るのか、どんなことをお聞きするのか。読んでから来ていただくと、初回から本題に入れます。
すべてを読み込んでからでなくて構いません。目を通していただけるだけで十分です。
Web問診は、前もってのご入力をお願いしています。入力の時期は外来によって違います。栄養外来は、受診の前日までにお願いします(Web問診を入れる時期)。
また、ご予約のあとに、Web問診の内容についてスタッフからチャットで追加でおうかがいすることがあります。受診の目的や困っていることがはっきりしているほど、待ち時間の短縮にもつながり、診察ではより深いお話ができます。
ご予約をお取りになる方のスマートフォンで、デジスマアプリのご登録と通知のオンをお願いしています。(アプリの登録と通知について)
診察室では
診察で何をどこまで見るかは、受診の目的とお子さんの状態によって変わります。
■ かぜ・発熱など、急な症状のとき
いまの症状を診て、必要な手当てをすることに集中します。
■ 専門外来や、症状を繰り返す・長引くとき
それぞれの分野の専門的な視点で診察します。そのうえで必要に応じて、症状の背景にあるもの——お腹の調子、栄養、生活のリズムなど——にも目を向け、できるだけ根本的な改善に向かえるよう、一緒に考えていきます。普段の食事や排便の様子をお聞きすることがあるのは、そのためです。
どこまで詳しく見るかは、お子さんの状態に合わせて医師が判断します。答えにくいことをお聞きすることもありますが、原因にたどり着くための大切な手がかりです。分かる範囲で教えてください。
診察のあと
お話ししたことを、その場ですべて覚えていただく必要はありません。
診察のあとは、必要に応じて、デジスマアプリのチャットでご案内をお送りしています。お子さんの状態に合わせて、お届けするものはさまざまです。
・検査の前後のご案内や、追加のご連絡
・診察でお伝えしきれなかったことの補足
・診察の内容をふり返る、チャットでの短いご説明やひとこと
・看護師からの補足や、ご家庭でのケアのポイント
・事務からの、お手続きや次の受診についてのご案内
・ご自宅で読み返せる説明ページや、短い動画
「あのとき何と言われたんだったかな」と迷ったままにならないように、というのが私たちの考えです。医師だけでなく、看護師も事務も、診察の前と後のつながりを大切にしながら、それぞれの持ち場でお子さんとご家族を支えています。
ご予約をお取りになる方のスマートフォンで、デジスマアプリのご登録と通知のオンをお願いしています。(アプリの登録と通知について)
こうした仕組みは、既製品ではありません。限られた診察時間で、どうすればより深いところまで届けられるか——それを考えながら、自分たちの診療のために少しずつ形にしてきたものです。
2回目以降の受診では
専門外来のほか、繰り返すかぜや長引く症状、慢性の病気などで、続けて通われているお子さんとご家族へ。
前回の診察からのご様子を、受診の前にWeb問診にお書きください(Web問診について)。
・良くなったこと、良くならなかったこと
・お伝えした治療やご家庭でのケアのうち、できたこと、難しかったこと
・気になること、心配なこと
治療やケアは、完璧にできていなくて構いません。できたことも、難しかったことも、そのままお書きください。診察は、そこから始まります。その内容をもとに、次のフォローや治療の進め方を、ご家族と一緒に決めていきます。
症状によっては、良くなるまでに時間がかかり、一進一退の時期もあります。それは当たり前のことです。できるだけ根本的な改善に向かえるよう、私たちは管理する側ではなく、ご家族が前に進むための応援部隊として、根気よく一緒に歩んでいきたいと思っています。
診療の枠について
専門外来(便秘・栄養・あたまの形・小児外科・肛門・泌尿器・舌小帯・腹痛・皮膚・光線療法・しみケア)は、火曜日の日中を中心に、平日を通して行っています。
| 火曜日(日中) |
専門外来のみ。体調をくずされたときの診療は原則行っていません |
| 月・木・金/土曜午前 |
専門外来、一般の診療、予防接種・乳幼児健診 |
| 火曜日(夕方) |
体調をくずされたときの診療(人数に限りがあります) |
火曜日の日中は専門外来のみですが、他の曜日にも専門外来の枠があります。混み合う日もありますので、下の「ご予約方法」から空き状況をご確認いただき、ご都合の合う日をお選びください。専門外来の枠は、今後少しずつ広げていく予定です。
遠方からお越しの方へ
近隣の方だけでなく、遠方から足を運んでくださるご家族もいらっしゃいます。移動のご負担を考え、初回でお伝えできることは初回でお伝えするようにしています。
セカンドオピニオンなど、オンライン診療をご希望の方は、一度お問い合わせください。