小児の外傷
小さなお子さんは、身の回りの危険を察知する能力が乏しく、何気ない場所であっても怪我をしてしまうことがよくあります。特に元気なお子さんであればあるほど、公園などで走って転んだり、サッカーをしてお友達とぶつかったりなど、傷が絶えないものです。
当院の院長は小児外科を専門としていますので、切り傷の縫合、やけどの処置など外傷の初期診療も実施しています。
小さなお子さんは、身の回りの危険を察知する能力が乏しく、何気ない場所であっても怪我をしてしまうことがよくあります。特に元気なお子さんであればあるほど、公園などで走って転んだり、サッカーをしてお友達とぶつかったりなど、傷が絶えないものです。
当院の院長は小児外科を専門としていますので、切り傷の縫合、やけどの処置など外傷の初期診療も実施しています。
皮膚が何かとこすれたときに起きるのが「すり傷」です。すり傷は傷自体は浅く、出血もひどくない場合がほとんどですが、細菌などにより化膿しやすいため、適切な応急処置が大切です。すり傷を負ったときには、まずは水で傷口をきれいに洗い流し、患部を絆創膏で覆うようにしましょう。
傷に汚れが残っていると化膿がひどくなる場合がありますので、汚れのチェック、徹底した汚れ、異物の除去を行いますので、当院小児外科を受診ください。
テーブルなどの角にぶつけたり、転んでコンクリートの地面や置物にぶつけ頭や顔に割れた傷を負ってしまう、はさみやカッターなど鋭利なもので切り傷を負ってしまうお子さんもしばしばいらっしゃいます。お子さんが切り傷を負ったときは、まずは患部を直接ガーゼで押さえて圧迫し、止血することが大切です。切り傷は止血したからといって油断できません。傷口から細菌が侵入し、その状態で傷口が閉じてしまうと感染症を引き起こす可能性があるため、応急処置後はすみやかに当院小児外科を受診ください。
当院では、傷の状態を判断し、必要時には麻酔を施し、傷の状態を確認し、異物や汚れの除去を行い、縫合処置を行います。
お子さんが鉛筆の芯やとげ、くぎ、ガラスの破片などが刺さって刺し傷を負ってしまった場合は、必ず小児外科を受診しましょう。見た目の傷口は小さくても、実は奥深くまで刺さっていることもあります。刺し傷を負った場合、皮膚に刺さっているものが明らかに細かく小さなものであれば、抜けそうならばピンセット等で抜き、傷口を水できれいに洗いましょう。傷口が深い場合は、皮膚にささったものを抜いてしまうと、周囲の血管や神経を傷つけてしまう可能性があるため、あえて抜こうとせず、そのまま小児外科を受診しましょう。どうしてよいか分からない、不安を感じる場合には、傷の大小に関わらず、まずは受診してください。
やけどを負ったときは、まずは患部から熱を取り除くことが大切です。水道水などで患部を流し続け、最低でも15分以上は冷やすようにしましょう。ただ、あまり冷やしすぎると凍傷を起こしてしまいますので、氷などをつかうのは止めましょう。やけどを負った範囲が大きい場合は、生命に危険が及ぶ可能性もあるため、病院をご紹介いたします。
小さなお子さんの外傷の約半分は転んで頭を打ったり、どこかにあたまをぶつけてたんこぶができる頭部外傷です。頭を打った直後にすぐに泣いている場合は、慌てなくて大丈夫です。ただし、その時に症状がなくても時間が経過してから症状がでてくることもありますので注意が必要です。外傷を負った日は入浴を避け、シャワーにのみにしましょう。
キズを、少しでもきれいに治す方法のひとつとしてキズ跡にテープを貼る(テーピング)治療があります。詳しくはブログでご紹介していますので、ご覧ください。
キズをきれいに治す方法 ケガ(外傷)、やけど(熱傷)後のテーピングのすすめ