舌の裏側の真ん中で口の底に向かっているヒダを舌小帯(ぜつしょうたい)と言います。このヒダが生まれつき短いことがあり、これを舌小帯短縮症(ぜつしょうたいたんしゅくしょう)と言います。当院の院長は小児外科を専門とするため、子どもの舌小帯短縮症の治療も行っていますので、気なる症状がありましたら、当院までご相談ください。
舌小帯が短いために、舌の運動が制限され、哺乳や摂食の障害、また言葉の障害が発生する場合があります。ただし、舌小帯短縮症でもほとんどの赤ちゃんはうまく哺乳することができ、逆に、哺乳に問題があるお子さんでも、舌小帯短縮症が原因と言えるのはほんの一部と言われています。
舌小帯短縮症の代表的な症状には以下のものがあります。
- 赤ちゃんの乳首への吸いつきが浅い
- 吸いつきが弱いため、十分に哺乳ができないまま疲れて眠ってしまう
- 舌でしっかりと吸えないことから、歯茎で乳首を噛まれる
- 舌先がハートの形になる
- 滑舌が悪く、早口が苦手
- 「あっかんべー」が上手くできない