
便秘は小児ではとてもありふれた疾患の一つです。しかし、便秘の定義が曖昧なため、医療者も患者さんも便秘に対する捉え方が一定しない現状があります。このため、治療の目標(ゴール)が曖昧となり、何となく治療を受けられているお子さんもいらっしゃるのではないかと思います。
舌小帯短縮症と診断を受けたものの、手術(切開)をすべきかどうか悩まれている方のご相談を随時お受けしております。
当院では、舌小帯短縮症の重症度(グレード)、症状を総合的に評価して、手術適応を判断しています。
また、治療適応の場合、当院では外来日帰りで治療を行なっております。
あたまのかたち外来では、向き癖などによって短頭(絶壁頭)や斜頭症といった頭のかたちが変形してしまった赤ちゃんに対し、理学療法の指導(体位変換・タミータイム)やヘルメット治療を行い、頭の形を改善していきます。
アトピー性皮膚炎の治療の基本は、皮膚の清潔保持と保湿によるスキンケアです。炎症が強い場合には、ステロイド軟膏の使用や、抗アレルギー薬の併用などがあります。できるだけ炎症を抑え、痒みのない状態(寛解)を目指します。しかし、これらの方法でも改善が見られない場合や副作用が心配な場合には、他の治療法の検討が必要となります。
幼児期の夜尿を「おねしょ」と称し、5~6歳を過ぎても月に数回以上おねしょをすることを「夜尿症」といいます。乳幼児期は、排尿器官が未成熟であるための生理現象で、5~6歳を過ぎると排尿器官が育ってきますので、おねしょが続くことを「病気」ととらえて「夜尿症」と呼びます。
舌下免疫療法とはアレルギーの症状を引き起こす原因物質(アレルゲン)を含んだ錠剤を少量から体内に投与し、体をアレルゲンに徐々に慣らしていくことで、アレルギー症状を和らげていく治療です。
生後間もなくへその緒が取れた後に,おへそがとびだしてくる状態を臍(さい)ヘルニアと呼びます. おへそは、赤ちゃんがお母さんのおなかの中にいるときに、栄養や老廃物をやり取りする管が通っていた穴です。 生まれてから、左右の腹筋の隙間が閉じて穴がふさがりますが、時々これがふさがらずに残ってしまうことがあります。 泣いたりいきんだりしてお腹に圧力が加わった時に,穴から腸が飛び出してきて,臍ヘルニア、いわゆる「でべそ」の状態となるわけです. 大きく飛び出ていても問題になることはほとんどなく、1,2歳頃までに自然になおることも多い病気です。