カウンセリング
当院の便秘専門外来では、お子さんのお身体の状態やご家庭での様子などしっかりお伺いし、治療が必要なのか、どんな治療を行っていくのか、その子にとってのゴールに向けて、どのように治療に向き合っていくか、しっかりとご説明します。
問診や触診、エコー検査などを行い、何が原因になっているのか、また便秘の程度はどれくらいなのか総合的に診断します。
便秘の検査についてはこちらで詳しく説明しています。
小児の便秘は、大きく「体質性便秘」「原因のある便秘」に分けられます。
体質性便秘の場合は便秘のレベル（軽度・中等度・重度・いつ流）を判断します。
※いつ流…便が漏れ出してしまうこと
鎖肛や、極めて稀ですがヒルシュスプルング病があります。この場合は手術が必要になることもあります。
小児便秘のほとんどは、複数の事象が重なることで起きる「体質性便秘」と言われています。厳密に原因を特定できないことが多いということです。
を目標にして、お子さん、ご家族、そして私たち便秘の専門家とみんなで卒業を目指しましょう！
特に小児の便秘は個人差が大きく、便秘の開通までには短期（数か月）、中期（3～5年）、長期（5～10年）のコースがあります。
早ければ3～6か月ほどで正常な排便になる場合もありますが、症状によっては数年かかる場合もあります。稀ではありますが、中には10年くらいかかる場合もあり、どのコースになるかは予想できないことがほとんどです。
どのコースでも共通する大切なことは、毎日のリズム作り「すんなり（S)・すっきり(S)・しっかり(S)
お子さんの状態やペースに合わせた治療を選択し、根気強く焦らずじっくり取り組んでいきましょう！
