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子どもの便秘:便秘の治療で「たくさん水分をとること」は意義はあるのでしょうか?

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便秘の解消に、「たくさん水分をとること」はどのくらい意義があるのか、便秘外来でよく質問をいただくので記事に取り上げました。

実は、水分は摂取しても、ほとんど、小腸で吸収されるので、便が柔らかくなる、便秘の解消になることは少ないと考えられています。

🌟水分摂取と便秘との関係性については研究発表もいくつかでています。

・Young RJ ,et al. Gastroenterol Nurs. 1998;21:156-61.

・Chung BD ,et al. J Clin Gastroenterol.1999;28:29-32.

研究結果は、水分摂取を多くとっても、尿量が増えるだけで、排便の頻度、硬さ、量には変化がなかったと結論付けられています。

🌟一方で、便秘外来では、水分を摂取するほうが柔らかくなるし、出やすくなると教えてくださる患者さんも少なからずいます。データがすべてではないと思いますので、実際には、水分は取らないよりは、取ったほうが、多少は出やすくなる場合もあるのかなとは感じています。

🌟ただし、食事療法と同じで、水分療法も、頑張ったほどには効果がないとも言えるので、特に寒い時期に、あまり好きではないなら、水を頑張って飲むことはしなくてもよいと思います。

🌟便秘の治療は、とにかく長期戦です。
シンプルで、続けやすい方法を根気よく行うことが大切です。

🌟浣腸トレーニングを続けることだけでも十分すぎるほど頑張っていると思います。だからこそ、食事療法、水分療法は、過度にならない程度に、どちらかというと、食育の一貫として位置づけ、バランスよく取りれていきましょう。